更新日: 2021.04.19 15:14
リカルド・ゾンタもトヨタ陣営に残留。引き続き、SCBでトヨタ・カローラをドライブ
一方、こちらも昨季のカラースキームを引き継いでオレンジ×イエロー×ブルーの鮮烈なコンビネーションを公開したイピランガ・レーシングは、2020年最終戦までタイトル獲得の権利を有していたカミーロとラモスを起用する。
カミーロが21号車、ラモスが30号車と車番も継続ながら、彼らのトヨタ・カローラは2021年シーズンから新たに“IPIWIN”との愛称が授けられた。
これはイピランガ・レーシングがインスタグラムでのキャンペーンを通じ、一般公募によって作成された名称で、スポンサー、チーム、ドライバーたちによって評価されたほぼ200の提案のうち、ファンの考案した「IpirangaとWinの単語を組み合わせた」造語が選択された。
これで今季のTGRブラジル陣営は、名門Full Time Sports(フルタイム・スポーツ)から参戦する2014年SCB王者のルーベンス・バリチェロを筆頭に、そのチームメイトとなるTexaco Racing team(テキサコ・レーシング・チーム)、トニー・カナーンの参戦も決定。
2004年のインディカー・シリーズ王者であり、2013年には世界3大レース『インディ500』を制覇した、ブラジルが生んだスターの電撃的凱旋に加え、同じく元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.は心機一転。父である3度のF1王者ネルソン・ピケ率いるPiquet Sports(ピケ・スポーツ)からの参戦となり、引き続きトヨタ・カローラをドライブする豪華な陣容が固まった。
対するシボレー陣営では、ディフェンディングチャンピオンのリカルド・マウリシオと、シリーズ3連覇の偉業を達成しているWEC世界耐久選手権レギュラー、ダニエル・セラの強力2トップを擁するEurofarma-RC(ユーロファーマRC)を軸に、Lubrax Podium Stock Car Team(ルブラックス・ポディウム・ストックカー・チーム)からは、元フェラーリF1所属の跳ね馬乗り、フェリペ・マッサのフル参戦も決まっている。
またシリーズプロモーターを務めるVicar(バイカー)は、4月15日付けで2021年シーズンに向けたリリースを発表し、4月25日の日程は維持しながらも、開催地を当初のロンドリーナから2020年と同様のゴイアニアに変更するとアナウンスしている。