「このアルファロメオは本当に扱いやすいクルマで、とてもうまく操ることができた。これまでもTCRへの参戦を検討してきたが、こうしたヨーロッパの環境下でも、あらゆるシリーズへの(参戦)可能性が開ける点も気に入っている」と語ったリンドバーグ。

「2021年は僕にとって“見習いのシーズン”になるだろうけど、今回のタイムからデビューイヤーでも何らかの爪痕が残せることを期待しているよ」と、元ル・マン24時間覇者でJGTC全日本GT選手権GT500クラスチャンピオンでもあるジョン・ニールセンをコーチに迎え指導を受けるリンドバーグ。

 一方、スウェーデンを拠点とするTPR Motorsport(TPRモータースポーツ)は、昨年末の時点でLMレーシング入りをアナウンスしていた女性ドライバー、ルイーズ・フロストの起用を発表。彼女との契約はテスト直前の土壇場で交わされたことも明かされ、今季は2台のFK8ホンダ・シビック・タイプR TCRでシリーズを戦うという。

「TPRモータースポーツに加入できてとてもうれしい。彼らは非常にプロフェッショナルで、昨年は勝利とポールポジションの両方で、自分たちの実力と仕事ぶりを証明したんだから」と、当初予定では3台目のクプラ・レオン・コンペティションTCRでの参戦から、急遽ホンダ・シビックをドライブすることが決まったフロスト。

 そんな彼女のチームメイトには、TPRモータースポーツ代表トニ・パーシックの子息である21歳のウイリアム・ナイバーグが加わり、もう1台のシビックをドライブする。

 また、5月8~9日の週末に予定されていた2021年シーズン開幕のFDMユランリング戦は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、大規模イベントの最大参加人数制限により延期されることが決まり、6月5~6日の第2戦に入っていたパドボルパークを新たなオープナーとすることが決定。オーガナイザーは、FDMユランリングの代替日程を検討中で、7月3~4日の週末が濃厚との指針を示している。

元ル・マン24時間覇者で全日本GT選手権GT500クラスチャンピオンのジョン・ニールセンに師事を仰ぐフィリップ・リンドバーグ
元ル・マン24時間覇者で全日本GT選手権GT500クラスチャンピオンのジョン・ニールセンに師事を仰ぐフィリップ・リンドバーグ
LM Racing(LMレーシング)入りを内定させていたルイーズ・フロスト(右)は、急遽TPR Motorsport(TPRモータースポーツ)加入が決まった
LM Racing(LMレーシング)入りを内定させていたルイーズ・フロスト(右)は、急遽TPR Motorsport(TPRモータースポーツ)加入が決まった

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