投稿日: 2021.05.10 20:10
岩佐歩夢、レース2で初入賞。攻めたゆえのミスも後悔せず「今後に繋がるレースだった」/FIA-F3第1戦
取材・文 柴田久仁夫
──もし予選で上のグリッドからスタートできていたら、上位勢と互角に戦える力はありますか?
岩佐:レースペースからすると、そうだと思います。なので今の一番の問題は、予選一発の速さですね。
──開幕前テストでは、逆にロングランペースがちょっと、ということでしたよね。
岩佐:テスト時点では確かにロングランペースが課題だったのですが、その後データの解析やシミュレーターの走り込みで、うまく改善できました。
──今回4ポイントにとどまりましたが、全体的には開幕戦はポジティブに捉えていますか?
岩佐:そうですね……。予選結果は、まったく想定外でした。その意味で全体的な評価としては、ネガティブな部分が大きいです。ただ予選の速さはいろいろな問題があったというより、ひとつの問題が大きく出てしまっている。次のポール・リカールまでにそこを集中して改善できるのではないかと思っています。
──今年導入された変則的なリバースグリッド方式は、どう感じましたか。
岩佐:僕自身は予選12番手に入れなかったので、リバースの経験はできませんでした。ただどんな順位であれ、3レースありますから、どのレースもとにかくプッシュし続ける必要があります。どのドライバーも獲れるだけポイントを獲ろうという意気込みで来てますから、守りの姿勢では結果は出せない。抑えに入っては、どんどん後方に下がってしまう。なので今まで以上にプッシュする必要があると感じました。
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