ただし、2021年もLestrup Racing(レストラップ・レーシング)とともにSTCCのタイトル防衛に挑むと発表したばかりのハフは、WTCRのニュルブルクリンクとSTCCのユンビヘッド・パーク、おなじくハンガロリンクとゲラーローゼン・アリーナの2戦でカレンダーがバッティングしており、双方のチームとともにプログラム衝突の対処が必要となる。

 一方、ハフより一足先の4月末に2年間の契約更新を発表した23歳のボルディズも、引き続きチームとともにシリーズを戦い「この強力なメンバーやクプラとともに、ドライバーとしてさらに進化したい」と意気込みを語った。

「デビューイヤーの昨季はかなり激しい年で、本当にたくさんのことを学んだ。5月に初めてTCR車両のテストをし、シーズン終盤には世界最高のツーリングカー・ドライバーたちに混じり3回の予選Q2進出も果たした。地元ハンガロリンクではリバースポールを獲得できたのも良い思い出だ」と続けたボルディズ。

「それでも僕はまだ学習段階にあり改善を続ける必要があるが、今季はさらに多くのQ2進出が目標になる。それができれば、レースのスタートポジションで優位になるからね」

「ほかのメンバーのように多くの経験を持っていないし、その点でミケルは本当に親身に僕の力になってくれた。さらに今季は経験豊富なジョルディやロブが加わるし、クプラと合わせてともに戦えることは僕の素晴らしい資産になるだろうね」

 また、ホンダ陣営のMünnich Motorsport(ミュニッヒ・モータースポーツ)も改めてホンダ・レーシングとのパートナーシップ契約延長を発表し、2021年もエステバン・グエリエリ、ネストール・ジロラミ、ティアゴ・モンテイロ、アッティラ・タッシの2チーム4台体制を敷くことを確認。

 また、シリーズを運営するEurosport Events(ユーロスポーツ・イベント)は、新たにFIA国際自動車連盟と3年間のライセンス契約延長に合意し、WTCRを2025年まで開催すると発表している。

4月末に契約延長がアナウンスされたベンス・ボルディズも、引き続きWTCRへの参戦が決まった
4月末に契約延長がアナウンスされたベンス・ボルディズも、引き続きWTCRへの参戦が決まった
改めて、2021年のゼングー・モータースポーツは、クプラ・レオン・コンペティションTCRの4台体制を敷くことが確認された
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