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投稿日: 2021.05.18 12:05
更新日: 2022.03.09 16:45

根本悠生 2021インターナショナルGTオープン第1戦ポール・リカール レースレポート


海外レース他 | 根本悠生 2021インターナショナルGTオープン第1戦ポール・リカール レースレポート

Rd.1 PaulRicard
2021.05.13~2021.05.16

■Introduction

 2月のアジアン・ル・マンシリーズへの挑戦から3カ月、根本悠生の2021年シーズンの主戦場と言えるインターナショナルGTオープンが5月13~16日、フランスのポール・リカール・サーキットで幕を開けた。チームはヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)、マシンはランボルギーニ・ウラカンGT3エボという根本にとって馴染み深い体制のなか、新たに21歳のベルギー人、バプティスト・ムーランをチームメイトに迎えて挑むこととなった。
 
 F1の開催地としてもお馴染みのポール・リカール・サーキット。根本にとっては2017年のランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパ以来となるが、開幕前の事前テストでも走り込むことができている。
 
 予選は2回、それぞれ30分間行われ、15日午前の予選1回目のタイムで70分間のレース1の、16日午前の予選2回目のタイムで60分間のレース2のスターティンググリッドを決定する。昨年のイタリアGTスプリント選手権と大きく違うのはタイヤだが、ピレリからミシュランへの変化に対しても、公式テストでの走り込みでアジャストし、開幕を迎えることとなった。
 
 懸念があるのはGT3マシンの性能調整であるBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)。他のマシンがほぼ変化がないなか、ランボルギーニ・ウラカンGT3エボは前回参戦した2019年よりもリストリクター径が40mmから39mm、ウエイトが+30kgと厳しい条件となった。

■Qualify1:10th

 非公式テストセッションと2度の公式練習を経て迎えた5月15日午前、レース1のグリッドを決定する公式予選1が行われた。気温15度、路面温度26.6度のなか、チームメイトのムーランがアタックを担当。2分02秒349を記録して16台なか10番手でセッションを終えた。
 
 ポールポジションを獲得したメルセデスAMG GT3は1分59秒926と2秒423というギャップが開いてしまう。トップ2がメルセデス、以下ベントレー、マクラーレン、ポルシェと続き、ランボルギーニ勢にとって厳しい結果となった。

■Qualify2:5th

 翌16日に行われたレース2のグリッドを決定する公式予選2は根本がアタッカーを務めた。雨上がりのコース上には所々に水が残る難しいコンディションのなか、2分02秒754を記録し、予選1よりも5グリッドも前となる16台中5番手、ランボルギーニ勢のトップで予選を終えることになった。
 
 しかしながら、トップタイムを記録したアウディとは0.727秒のギャップがあり、レース2も厳しい展開が予想された。チームはできる限りのセットアップ改善を試み、当日午後のレース2を迎えることとなった。

インターナショナルGTオープンに参戦しているヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシングのランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
インターナショナルGTオープンに参戦しているヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシングのランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo

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