投稿日: 2021.06.04 08:00
更新日: 2021.06.03 21:39
更新日: 2021.06.03 21:39
エリオ・カストロネベス、4度目となるインディ500制覇の鍵は“ラインを変えても戦えるマシン”
Masahiko Amano / Amano e Associati
21回目のインディ500出場だったエリオ・カストロネベス(マイヤー・シャンク・レーシング)がついに4勝目を挙げた。インディ500は昨年に続き2回目のチャレンジだったアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/CGR)は2位。ゴールでの2台の差は0.5秒以下とわずかだが、インディ500においてウイナーと2位の違いはとてつもなく大きい。
最後に勝敗を分けたのは、バックマーカーたちの作るタービュランスだった。今シーズンに向けてはエアロパッケージのレギュレーション変更が行われ、ダウンフォースが増やされている。マシン下面でより多くのダウンフォースを稼がせるパーツ類を用意し、空気が上面をスムーズに流れるようにさせることでマシン同士が近づいて走れる状態を作り上げることが指向されており、それは狙いどおりに達成されていた。