「最初に聞いた時は、ピーターがそれほど真剣に言っているわけじゃないと思っていたんだけど、その後も彼は熱心に連絡をくれたんだ」と語ったスタナウェイ。
「僕は現役時代からブーストと本当に良い関係を築いてきた。こうして個人をサポートし、信じてくれるスポンサーがいることは素晴らしいことだね。そんなプロジェクトが具現化したこともうれしく思っている。そしてマーフと一緒に走れることも心底、楽しみなんだ」
「彼はいつも僕の大きなインスピレーションであり、彼と組んで同じマシンをドライブするのは、このカムバックの大きな理由のひとつだ。シリーズ最大の1戦に才能あるドライバーが参加するのは、いつだって素晴らしいことだよね」
そのスタナウェイの感触どおり、このワイルドカード・ペアの参戦計画をまとめ上げたピーター・アーダートンCEOは、プランを提案した当初から、そのアイデアへの反応が計画実現の主な要因であったと明かした。
「当初のアイデアはちょっとした冗談だったが(笑)、ファンの反応が素晴らしかった故に、私はこのチームを彼らのために実現させたかったんだ」と語ったアーダートンCEO。
「そして、直接本人たちに電話を掛けたんだ。彼らも最初は興味がなかったようだが(笑)、彼らは我々がやろうとしていることを理解し、考えを変えるのにそれほど時間は掛からなかったよ」
直近には2022年の新規定導入に合わせた新型モデル『シボレー・カマロZL1』の導入をアナウンスしているエレバス・モータースポーツは、この世界では「エンターテインメントとファンこそが、スーパーカーの成功の鍵である」と深く理解しているチームでもあり、新型車導入を前に夢のペアリングで『バサースト1000』へと挑む。

