更新日: 2021.06.16 16:39
ダニエル・ナジーがETCRのクプラ陣営に加入。アズコナ、エクストロームらと強力布陣に
「フルEVを使用し、地球環境の持続可能性を見据えた素晴らしいシリーズに参戦する意義は大きいし、話を聞いてすぐさま魅力を感じたよ。この機会を提供し、温かく迎え入れてくれたロメオ・フェラーリのメンバーに心から感謝している」
2019年にはル・マン24時間のLMGTEアマクラスで2位表彰台も獲得しているバプティスタは、ライバルのヒュンダイ陣営からシリーズを戦うアウグスト・ファルファスのマネジメント配下でもあり、彼自身「ピュアETCRのフィールドでアウグスト(・ファルファス)と時間を共有することは、とても名誉であり楽しみ」と語っている。
そしてABBフォーミュラE選手権でのテストドライブや、併催されるジャガーIペース eトロフィーへのゲスト参戦など電動車両の経験もある30歳のウェブは、ETCRの序盤戦に向けバプティスタとマシンをシェアし、もう1台のアルファロメオ・ジュリアETCRは、同じくコレッティとフィリピが共有する計画だという。
「ロメオ・フェラーリと一緒にシリーズへ挑戦できることをとてもうれしく思うし、興奮している。僕にとってはこれが初めてのツーリングカーレースでもあるんだ」と語ったウェブ。
近年のWECでは、バイコレス・レーシング・チームのLMP1車両をドライブするウェブだが、電動シリーズへの“フルコミット”も今回が初となる。
「チャレンジが待ち遠しいね。限られたテストでクルマの知識を深め、2021年にチームと緊密に協力し、素晴らしい結果を出すことにワクワクしているよ」
ライバル陣営となるヒュンダイ・モータースポーツも、前述のファルファスとジャン-カール・ベルネイに加え、トム・チルトンとジョン・フィリピの加入をアナウンスしており、先行して開発作業に従事するふたりとともに『ヒュンダイ・ヴェロスターN ETCR』の4台体制でシリーズに挑む。