「本当に信じられない気分だ。マーク(ウィンターボトム)には申し訳ないことをした。インに飛び込んだが、彼を押しやりたいわけじゃなかった」と、ギズバーゲン。
「本当にいいレースだった。最後はジェームス(コートニー)とスコット(マクローリン)とのビッグバトルになったしね」
ウインターボトムとのターン9の接触でペナルティを受けたSVGだが、この直後にコース上の他の箇所で激しいクラッシュが発生。彼にとって最高のタイミングでセーフティカーが導入され、リスタート時点で9番手に留まったことが助けとなった。
明けた日曜の4日に行われた最終戦では、2番手スタートのSVGがホールデン・レーシング・チームを今季限りで去ることが決まっている2007年度チャンピオンのガース・タンダーと激しいバトルを展開。ピットレーン出口でお互いにヒットするなど疑惑の判定もありながら、最終的にはタンダーを1.02秒振り切り優勝。チーム移籍初年度、ニュージーランド人としては1991年以来となるシリーズチャンピオンを自らの勝利で祝った。
「昨日できなかったドーナツターンとバーンナウトをチーム全員に振る舞えた。キャリア最高の夢が実現できて特別な気持ちだ。来年ももう一度、今年みたいなシーズンを送りたいよ!」と、喜びを語った27歳の新王者。
最終的にライバルのウインカップが選手権2位。ボルボ最後のレースで5位入賞を果たしたマクローリンが選手権3位に浮上して、2016年シーズンを終えている。

