「世界最大級のツーリングカー・カテゴリーのひとつであるストックカー・ブラジルにデビューする機会が得られて、心の底からうれしく思っている。非常に競争力があることで国際的に知られているグローバルなシリーズでもあるからね」と、参戦決定の喜びを語ったピエトロ。

「フルタイム・チームを筆頭に、僕を招待してくれたすべての人に感謝したいし、クリティバで友人のトニー・カナーンの代役として戦えることも光栄に思っている。カローラはとても楽しそうだし、週末の間にペースアップするのが待ち切れないね」

 また、第5戦でアルゼンチン出身のマティアス・ロッシに代わり、シリーズデビューを飾ったエドゥアルド・バリチェロも、引き続きカローラのステアリングを握って父バリチェロのチームメイトとして2戦目のSCBに挑む。

「父の日の贈り物を頼まなければならなかったとしたら、それは間違いなくコレになるだろうね」と、顔をほころばせた父ルーベンス・バリチェロ。

「モータースポーツで人生を送った人間にとって、息子がストックのようなカテゴリーで競うのを見るのは幸せだ。同じボックスで彼のパートナーになり、僕ら親子がこの瞬間に到達するまでに起こったすべてのことを思い出さざるを得ないよ」とルーベンス。

「正直、こんなことは期待していなかった。しかしそれは間違いなく、僕が得ることのできる最高の贈り物になった。この新しい機会に心から満足し、ワクワクしているよ」

 その“ドゥドゥ”は、デビュー戦となった第5戦カスカバルのレース1で、周回遅れながらカナーンを上回る19位に。レース2は25位ながら同一周回フィニッシュを達成するなど、高い競技レベルを誇るSCBのリズムに素早く順応してみせた。

 そんな父の日の1戦を前に、SCBストックカー・ブラジルは7月30日~8月1日の週末に第6戦として、同地クリティバでのインターナショナル・レイアウト戦を予定している。

今季インディカーにもスポット参戦を続ける一方、SCBに電撃フル参戦を果たしたトニー・カナーン
今季インディカーにもスポット参戦を続ける一方、SCBに電撃フル参戦を果たしたトニー・カナーン
第5戦でシリーズデビューを飾ったルーベンス・バリチェロ(左)の長男“ドゥドゥ”ことエドゥアルド・バリチェロ
第5戦でシリーズデビューを飾ったルーベンス・バリチェロ(左)の長男“ドゥドゥ”ことエドゥアルド・バリチェロ
「正直、こんなことは期待していなかった。しかしそれは間違いなく、僕が得ることのできる最高の贈り物になった」と息子の成長を喜ぶバリチェロ
「正直、こんなことは期待していなかった。しかしそれは間違いなく、僕が得ることのできる最高の贈り物になった」と息子の成長を喜ぶバリチェロ

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