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 日曜午前のレース2予選では、ウィットマンがPPを獲得し、ルーカス・アウアー(メルセデスAMG・チーム・ウインワード /メルセデスAMG GT3)、ロッケンフェラー、ケルビン、ジュンカデラ、ニコ・ミューラー(チーム・ロズベルグ/アウディR8 LMS)、ローソンと続くグリッドオーダーとなった。

 午後のレーススタートではケルビンが3番手、ローソンが4番手へと浮上、ロッケンフェラーが5番手へと後退。さらに、後方で起きたクラッシュのため導入されたセーフティカー後のリスタートでは、ローソンが3番手を奪い取る。

レース2のスタートシーン
レース2のスタートシーン

 上位陣のピット作業は、9周目の2番手アウアー、6番手ゲーツから。11周目にはトップのウィットマン、ロッケンフェーラーがピットへ飛び込み、ウィットマンはアウアーの鼻先でコースインする。次の周にピットに向かったローソンはゲーツのうしろ、実質4番手へ。さらにケルビンが翌周にピットインし、ローソンの背後でコースへと戻った。

 実質2番手に立ったアウアーだったが、ピットストップでの違反のためレース結果に5秒加算のペナルティを受けてしまう。

 一方、アルボン、ミューラー、そしてケルビンの弟であるシェルドン・ファン・デル・リンデ(ローヴェ・レーシング/BMW M6 GT3)の3台がピット作業を引っ張る中、中盤にはランボルギーニのムースが躍動。マキシミリアン・ブーク(メルセデスAMG・チーム・ミュッケ・モータースポーツ/メルセデスAMG GT3)、ロッケンフェラーらをかわし、ポイントリーダーのケルビンへと迫る。

 残り14分でミューラーがピットへ。翌周に作業を行なったアルボンはミューラーに逆転されてしまう。ミューラーはこの時点で実質5番手。さらに次の周、シェルドンがピット作業を済ませると、アルボンのうしろ、兄・ケルビンの目の前でコースへと復帰。ケルビン以下の中団グループが接触によりペナルティを受けピット作業を最終盤まで遅らせていた車両にふさがれる形となっていたため、ピット作業を引っ張った3台が上位に進出する形となった。

 ケルビン以下はムース、ロッケンフェラー、ブーク、ジュンカデラ、エスミー・ホウキー(T3モータースポーツ/ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo)までが数珠繋ぎのワンパックに。

 終盤、上位陣もトップのウィットマンからアウアー、ゲーツ、ローソン、ミューラーまでの距離が縮まったものの、順位変動には至らず。この順でチェッカーを迎えたが、アウアーは前述のペナルティにより5位へと後退。2位ゲーツ、3位ローソン、4位ミューラーと繰り上がる形となった。以下アルボン、シェルドン、ケルビンと続くリザルトとなっている。

 これにより、ローソン、ケルビン、フィリップ・エリス、ゲーツに続き、ウィットマンは今季5人目のウイナーとなった。ランキングでは、依然ケルビン・ファン・デル・リンデがトップ。DTMの次戦第4戦はル・マン24時間レースと同週末となる8月20〜22日、ドイツのニュルブルクリンクで開催される。

レース2で優勝を飾ったマルコ・ウィットマン
レース2で優勝を飾ったマルコ・ウィットマン

2番目にチェッカーを受けたものの、ペナルティにより5位となったルーカス・アウアー
2番目にチェッカーを受けたものの、ペナルティにより5位となったルーカス・アウアー

レース中盤、好バトルを見せたT3モータースポーツのエステバン・ムース(ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo)
レース中盤、好バトルを見せたT3モータースポーツのエステバン・ムース(ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo)

レース1はリタイアに終わったものの、レース2では表彰台を獲得したリアム・ローソン。ランキングは2位をキープ
レース1はリタイアに終わったものの、レース2では表彰台を獲得したリアム・ローソン。ランキングは2位をキープ

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