明けた12日は午前9時、午後13時からと2回のセッションが設定され、まずはセーデルシュトレームとそのチームメイトであるミカエル・カールソン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)のレストラップ・レーシング勢が午前の上位に並ぶ。
すると前日2番手で終えていたコチュリンスキーがタイムを更新し、1分06秒133のトップタイムを記録。これで2番手カールソンに0.006秒差、3番手セーデルシュトレームに0.029秒差としてセッション首位を奪い、彼女のタイムが2日間総合での最速となった。
一方で前日首位だったダールグレンはロングランに徹して4番手、新人エングマンも初のアウディで5番手と、9番手の代表トビアス・ブリンク(アウディRS3 LMS)のタイムを凌ぐ適応能力の高さを見せている。
テスト最終セッションは2日目のトップふたりがポジションを入れ替え、カールソンが首位に立ったものの、1分06秒439で最速更新はならず。今度は0.098秒差でコチュリンスキーが続き、3番手にはリンク&コーCo 03 TCRのアンダーソンがセットアップ改善の効果を見せてトップ3に喰い込んだ。
一方、このセッションでは現在選手権首位を行くダールグレンがその時間のほとんどをピットで過ごすなど、トラブルシューティングに追われるような一幕もあり、PWRレーシングにとっては続く第3戦に向けて不安要素の残る終わり方となっている。


