2016年までGRMに所属した若手のホープ、スコット・マクローリンがボルボの撤退発表に合わせるようにして、フォードを走らせるDJRチーム・ペンスキーへの移籍を表明。そのシートをタンダーがリプレイスする形となる。
「我々の提案したオプションによって、タンダーはさらに成功へのキャリアを継続することになるだろう。それが今後2年か、10年かはわからないけどね。ただ、我々は彼がチームのためにドライブすることを喜んでいてくれるのでは、と感じているよ」
「話し合いのなかで、彼自身はあまり望まないステージかもしれないが、この耐久シリーズにおいて若手ドライバーのサポートの仕事も、彼がポジティブにこなしてくれることを期待している。その点も、彼は理解してくれたよ」
タンダーは、現在32歳のジェームス・モファットのチームメイトとしてGRMに加わるが、2017年シーズンに彼らがドライブするマシンが“どのマニュファクチャラーのものか”は、いまだ不透明な状況が続いている。
2016年までチームとジョイントしたボルボとポールスター・シアン・レーシングは、5月にシリーズからの撤退を発表。S60スーパーカーと、エンジンをスウェーデンに引き上げる意向を表明し、ボルボ側とGRMは法的討議の只中に置かれている。

