レース参加資格は単純明快で『Simracing.GP』にサインアップして“TCR Virtual Hub”を見つけ、問題なくレースを終了することが唯一の手順であり、トーナメントへの資格を得る方法となる。
予選レースを完了すると、地域トーナメントに参加するためノックアウト領域の選択肢がアンロックされ、この“リージョナル・ノックアウト・ラウンド”は5週間続くスケジュールとなる。
参加者は毎週ノックアウト・トーナメントのシングルレースに参戦し、各ヒートは参加を希望するドライバーの数に制限なくエントリーが受け付けられる。そのうえで、フィールドの上位50%がラウンド2へと進み、下位半分はトーナメントから除外されることに。この方式により、ラウンドが進むごとに参加ドライバー数が絞られ、より競争が厳しくなる。
このフォーマットにより、一部の驚異的ラップタイムを記録する“eスポーツ特有”の最速ドライバーだけの勝負ではなく、パブリックアクセスのeスポーツ大会で問題視される「自分には関係がないし、チャンスもない」という状況を作らず、本物のチャンピオンシップ同様に誰もが参加できるよう設計されている。
主催者によれば「レースの文脈では何でも起こり得ることを理解し、レースを愛し、一貫性とレースクラフトを持っていれば、トーナメントに深く入り込むチャンスばかりか、それ以上のモノを得る機会が開ける」とされている。
このTCRバーチャル・オープニング・ショーケースのイベントは、今後数日間で追加情報をアナウンスしていくとされ、詳細は公式サイト(http://www.virtual.tcr-series.com)にて随時更新される予定だ。

