「2021年スーパーカー・チャンピオンシップのシーズンを締めくくる、5戦の壮大なイベント開催案が確定した。ニューサウスウェールズ州(NSW)のモータースポーツ団体や関係者、そしてファンにとって驚くほどエキサイティングな5週間になるだろうね」と語るのは、シドニー西部を中心にNSWの雇用・投資・観光の大臣を務めるスチュアート・エアーズ。
「シドニー・モータースポーツパークはもちろんワールド・クラスの会場であり、NSW州政府の常設照明への積極的な投資により、ファンがイースタン・クリークで2週間もスリル満点のナイトレースを楽しむユニークな機会を生み出した」
「NSW州はモータースポーツコミュニティに祝祭の場を提供し、ファンに素晴らしいエンタテインメントをお届けしたい。将来の訪問者、ツーリスト候補たちへ放送を通じてリーチし、州の経済をサポートする国際的なイベントを主催することを誇りに思っている」
その一方で、10月末から再開されるこのシリーズ戦に向け、RSCのシリーズ運営側は参戦するドライバー全員を対象にワクチン接種の義務化を決断した。
「それが現在、健康に関する政府側からのアドバイスが示していることだ」と説明したのは、シリーズCEOを務めるショーン・シーマー。
「そのシリーズ委員会による決定は、すでにチーム側にも伝えられている。まだ2回目の接種を待っている状況のドライバーたちも数多くいるようだが、来月末、この数週間には状況が大きく進展するだろう」と続けるシーマー。
この健康プロトコルの提示はNSW州政府によるもので、シリーズ側としては現時点でワクチン接種を拒否するドライバーの問題は「認識していない」としている。
「確実に、過去2カ月間のチームとスタッフとの連絡やコンタクトのなかで、今季後半に向けてワクチン接種が必要になる可能性があることを彼らに予見してきた」
「もしドライバーがワクチン接種を拒否した場合、週末のレースに出場することは不可能になるが、最終的にはそれは彼らの個人的な決定だ。NSW州に入ることができない場合、誰がマシンをドライブするかについて、彼らとチームオーナーの間で話し合うことになるだろう」
また、依然として不透明な情勢ながら、2022年の開幕戦には2年ぶりのカレンダー復帰が決まっているニューキャッスルが指名されることも決まり、3月4~6日に従来はシリーズ最終戦として恒例となっていた市街地の500マイル戦で幕を開ける。

