更新日: 2021.12.09 18:26
終盤2戦に助っ人参加決定のサンティアゴ・ウルティアが約束の勝利/TCRサウスアメリカ第7戦
現地時間日曜8時という早朝スタートとなったレース1は、トップ10リバースグリッドで9番手から発進したウルティアが、WTCRドライバーの貫禄を示すさすがのスピードで席巻。PMOモータースポーツの助っ人は乗り慣れたリンク&コー03 TCRを巧みに操り、3番手グリッドから発進したオリオラを3周目には仕留め、早くも首位浮上を果たす。
その背後では最後の表彰台争いが激化し、バプティスタのアウディとペッツィーニのリンク&コーを抑え切ったスーパーTC2000(STC2000)経験者のサパーグが逃げ切りに成功。17周で約1秒のマージンを築いたウルティアが勝利し、2位オリオラ、3位サパーグとホンダ勢が続くポディウムとなった。
そのまま10時に始まったレース2では、ポールシッターのペッツィーニが盤石のスタートでホールショットを奪うなか、フロントロウの僚友ウルティアが蹴り出しに失敗。5番手からの巻き返しを強いられる展開となる。
この一瞬のクラッチワークが勝敗の決定打となり、14周を危なげなく走破したペッツィーニがシリーズ初優勝をポール・トゥ・ウインで決め、ラスト3周の11周目にようやくレイスを仕留めたウルティアがスタートポジションまでカムバック。薄氷の展開ながら、PMOモータースポーツがレースウイーク完全制圧の1-2フィニッシュを決めている。
3位レイスの背後には、チャンピオン候補直接対決となったバプティスタとオリオラが続き、序盤戦からシリーズを牽引したホンダ勢のエースが229点として辛くも選手権トップを死守。バプティスタが215点、レイス205点で12月18〜19日の最終戦、同国アルゼンチン・エントレリオス州にある国際トラック“アウトドローモ・デ・コンセプシオン・デル・ウルグアイ”で雌雄を決する。
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