「世界的な知名度を誇るポーや、イスタンブールのダウンタウンなど、このカレンダーはストリートサーキットと常設トラックの素晴らしい組み合わせであり、パンデミックによって課せられた制限のため、シーズンの大部分がヨーロッパで開催されるのは論理的だ」と続けたロッティ代表。
「また、ETCRとWTCRが3つのイベントで週末を共有し、ツーリングカーレースの側面からモータースポーツファンに最高のサービスを提供できることもうれしく思う。電動ツーリングカーも素晴らしいショーを演じられると確信している」
「2021年に目撃した実績から言えば、ハラマ、ゾルダー、バレルンガのレイアウトはETCRの車両に完全に適合しており、ETCRワールドプレミアイベントの開催に成功したバレルンガをシリーズでふたたび訪れることに関して、個人的には非常にうれしく思っている」
そのWSCグループは、クムホタイヤがTCR競技用の専用スペックを開発したと発表し、TCRヨーロッパのシーズンフィナーレの翌日にカタルーニャサーキットで行われた評価テストが無事に完了した後、WSCによって「規定に合致したタイヤ」であることが承認された。
「クムホタイヤのような重要なブランドが、TCRの競技を受け入れるためにこれほど大きな努力を惜しみなく与えてくれたことを喜んでいる。この新しいコラボレーションへの彼らの献身は、評価テストのために提供された彼らの製品の品質によって証明されている」と続けたロッティ代表。
「我々はつねに、TCRライセンスを持つ異なるシリーズのプロモーターに、同じタイヤを採用することを奨励してきた。これにより技術的なパートナーシップとトラックでのパフォーマンスが向上し、チームが異なるシリーズ間で競争しやすくなるからね」
この新しいクムホタイヤのTCRスペックは、ヨコハマやグッドイヤーに並び、採用を希望する各TCRプロモーターの判断によって来季から利用可能となっている。


■2022年FIA ETCR eツーリングカー・ワールドカップ暫定カレンダー
Round | Date | Circuit | Country |
---|---|---|---|
Rd.1 | 5月6~8日 | ポー市街地 | フランス |
Rd.2 | 5月20~22日 | イスタンブール市街地 | トルコ |
Rd.3 | 6月10~12日 | ハンガロリンク | ハンガリー |
Rd.4 | 6月17~19日 | ハラマ | スペイン |
Rd.5 | 7月8~10日 | ゾルダー | ベルギー |
Rd.6 | 7月22~24日 | バレルンガ | イタリア |
Rd.7 | 10月7~9日 | インジェ | 韓国 |