2022年のBTCCでは、コスワース・エレクトロニクス社が開発を担当した共通ハイブリッド機構を搭載することが全車に義務付けられる。また従来のスウィンドン・レース・エンジンズ社に代わり、新たにMスポーツ社製の“TOCA共通エンジン”も供給される。

 ただし、モーターベース・パフォーマンスでは長年フォード系チューナーとして活動するマウンチューンが手掛ける2リッター直列4気筒エコブーストを搭載しており、目下の焦点は地元石油企業ホルターマン・カーレス社が製造する「新しい、より持続可能な新燃料」への適合となる。

 この『Hiperflo R20(ハイパーフローR20)』と呼ばれる燃料は、2021年9月初めにイギリス市場で導入された新しいE10燃料よりも「さらに環境負荷が低い」とされ、15%の第2世代エタノール含有量と、5%の再生可能炭化水素を含む合計20%の再生可能成分を特徴とする。

「モーターベースのすべてのクルーは、冬のあいだずっと舞台裏で懸命に働き、クルマの開発に取り組んできた。そしてこれは彼らが取り組んできたもののほんの一部なんだ。今週は初めてクルマをコースで走らせることも目指しており、これからの“ビッグシーズン”に向け準備を進めるのはとてもエキサイティングなことだね!」

 一方、アライアンス・オートモーティブ・グループUKに所属し、新生NAPAレーシングUKのマネージングディレクターを務めるスティーブ・リチャードソンも、新体制とカラーリング発表に際して「ファンが『待った甲斐があった』と感じてくれることを願っている」と語った。

「我々がチームとのパートナーシップを発表した日以来、その色彩とカラーには大きな関心が寄せられており、熱心な期待を感じていた。象徴的なNAPAブランドは間違いなくグリッド上で際立っており、これは我々が『エキサイティングなシーズンになる』と期待していることの始まりにすぎないんだ!」

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