更新日: 2022.02.09 17:59
ヒュンダイが体制発表。引退のガブリエル・タルキーニに代わりミケル・アズコナが移籍加入/WTCR
「だがミケル・アズコナこそ、それが実現できる数少ない適切なドライバーだと感じている。彼はTCRレース界のスターのひとりになり、ヒュンダイ・モータースポーツのカスタマーレーシング・ドライバーとして、彼のキャリアの次のステップに進むことになる」と続けたモンセット。
「チームの強さやノルベルト・ミケリスの能力、そしてクルマのパフォーマンスを知っているが、我々は皆、過去4年間を通じてWTCRの競技レベルの高さを身を持って感じてきた。だから勝利を挙げるのが当然のこととは考えていない。そのため、開幕前に両ドライバーにはあらゆる機会を活用してもらうべく、広域なテストプログラムを計画しているよ」
その重要なテストを「数週間以内に」開始する予定のアズコナは、新チームメイトのミケリスと一緒に仕事をすることも「楽しみにしている」と語った。
「BRCでノルベルト・ミケリスとパートナーを組むことも非常にうれしい。彼は僕にとって目標になるドライバーであり、ヒーローのひとりでもあるんだ。僕自身レースのキャリアを通じて彼をフォローしてきているし、個人的にも彼のパーソナリティがとても好きなんだ」
その言葉を受け、BRC在籍5年目を迎えるミケリスも「新しいパートナーによって、チームの戦績も後押しされるだろうね」と期待を込めた。
「僕としても、2022年のWTCR世界ツーリングカー・カップで引き続きBRCモータースポーツに在籍し、エラントラN TCRがドライブできることを光栄に思う」と続けたミケリス。
「いつだってオフシーズンの準備とスタートを前にした時間はエキサイティングだけど、今年はチームメイトとしてミケルを迎えることができた。おそらく彼は最高のTCRドライバーのひとりであり、WTCRに参戦して以来、トラック上でのあらゆる戦いを楽しんできたんだ。彼と一緒に仕事ができることを本当に楽しみにしているよ」
すでに2022年のWTCRに向けエングストラー・モータースポーツが陣営を離脱し、ホンダへのスイッチを表明しているが、ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシング部門としてそのほかのWTCRフルシーズンエントリーがあるかどうかは、まだ明らかにしていない。