「僕は最初から『速いクルマが欲しい。ドライブできることを証明してみせるから』と言い続けてきた。2021年は間違いなくすべての懐疑論者が間違っていることを証明し、本当にレースができることをみんなに示せたと思う」とロウボトム。
「2022年は正規のドライバーズチャンピオンシップに勝つため、最大の焦点を当てる必要があるし、それこそが僕の唯一の目標だよ」
昨季のロウボトム加入により、新たにチームのタイトルパートナーに加わった油脂類ブランドの名も残り、引き続きハルフォズ・ユアサ・ウィズ・カタクリーンとして参戦するチーム・ダイナミクスは、新たに入手したTOCA BTCCライセンス(参戦枠)を活用し、3台目のFK8ホンダ・シビック・タイプR投入についても検討を重ねているという。
「彼らはグリッド上でも最高のドライバー・ペアリングであり、2022年に向けて確実に保持したかったんだ」と語るのは、かつてシェドンと組んで黄金時代を支えた現チームプリンシパルのマット・ニール。
「3台目の参戦枠は現在僕らの手中にあり、今もそのポジションは空いている状態だから、今後どうなるか見てみよう。エンジニアたちは昨シーズン終了と同時に、この新しいハイブリッド時代に向けて2台の新車を作るべく精力的に取り組んできた。2022年はすべてのタイトルを獲得するため、本気の攻勢を掛けるつもりだ!」
一方、TCRインターナショナル・シリーズ創設から同規定車両の“BoPテスター”も務め、初代TCR UKチャンピオンにも輝いたロイドは、3年目のフルシーズンを迎えるヒュンダイ陣営に加入することをアナウンスした。
「2022年に向け、エクセラー8移籍を発表できてとてもうれしく思う。僕は何年もBTCCに関わってきたが、意外なことに昨季がフルシーズンを通して自分の可能性を最大限に発揮する最初の機会だったんだ。おそらく、トラックの内外でもっとも成功したシーズンのひとつになった」と、終盤3戦で4度の表彰台を記録した29歳のロイド。
「新シーズンの主な目標は、より一貫性のあるフロントランナーになることで、エクセラー8にはそれを達成するための完全なパッケージがあると感じている。チームから多くを学び、できるだけ早くトラックの結果に反映させたいと思っている。新しいクルマに慣れながら、トム(・イングラム)の経験に頼ることができるのは素晴らしいことだね」


