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 続いて招待ドライバーのみで争われ、前戦トップ10のリバースグリッドが採用されたヒート2は、アラム・コデアのゲストであるスペイン人のアルベルト・コスタ(ブラウ・モータースポーツ/シボレー・クルーズ)がポールからスタートし、リードを維持していく。

 しかしルーティンピットの作業後にコース復帰したコスタは、アウトラップでコースオフを喫してポジションを失い、代わって3番グリッドスタートだったエンツォ・エリアスのシェルVパワー・シボレーが首位を奪取。そのまま2秒849差でトップチェッカーをくぐり、3位には7番手からさすがの巻き返しを披露したファーフスが続くポディウムに。同じくカサグランデの勝利で10番手発進となった“チャンピオン・ゲスト”のローブも、ファーフスにあと2秒と迫る力走で4位フィニッシュを果たした。

「この機会を与えてくれたガブリエル(・カサグランデ)には感謝の言葉もないよ。10番手スタートから4番手に這いあがり、ファイナルラップではアウグスト(・ファーフス)を狙ったが届かなかった。背後には21番手からピエトロ(・フィッティパルディ)が来ていたのも驚いたけどね」と語った、2017年の下部シリーズ王者でもあるローブ。

「でも僕自身、ガブリエルがタイトル防衛を争うための良い得点をもたらせた。これがここにいたすべての人、投資家、スポンサーの目に届いたことを願っている。それは僕がメインカテゴリーに上がるために探しているチャンスであり、彼らと対等な立場で競争するための力量があることを証明したわけだからね!」

 そのパフォーマンスを目の当たりにした王者カサグランデも「彼はこのチャンスに値する」と、ローブによって得られた結果を祝福するコメントを残した。

「勝利する以上に、タイトル防衛を開始する良い方法はないね。これを主にローブのために言いたい。なぜなら彼は本当にこのチャンスに値する男だからね」と続けたカサグランデ。

「彼は非常に良い選択をしたと思う。ポールポジション、勝利とファステストラップ、そしてたくさんのポイント……まだチャンピオンシップは始まったばかりだが、それは重要な第一歩だ」

 続く2022年のSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”第2戦は、約1カ月後の3月19~20日にシリーズお馴染みのゴイアニア、アイルトン・セナ・インターナショナル・サーキットで争われる。

TOYOTA GAZOO Racing Brasil勢の最上位には、チアゴ・カミーロ/デニス・ディラーニ組(Ipiranga Racing/トヨタ・カローラ)がつけた
「週末の始めから、彼を完全に信頼していた」と語った新チャンピオンのカサグランデ(左)
R2はガリド・オスマン/エンツォ・エリアス組(Shell V-Power/シボレー・クルーズ)が勝利を飾っている
カサグランデが合計41点で首位発進、ファーフスをゲストに迎えたダニエル・セラが32点で、31点のカミーロと続く

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