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投稿日: 2022.02.24 16:52
更新日: 2022.02.24 17:53

2022年幕開けのルーカスオイルNHRAウインターナショナルズはルーキー対決に/NHRA開幕戦


海外レース他 | 2022年幕開けのルーカスオイルNHRAウインターナショナルズはルーキー対決に/NHRA開幕戦

 一方、2019年に新人王を獲得し、今季からフルタイム復帰を果たしたオースティン・プロックは、クレイ・ミリキャンやこちらも復帰組である伝説の男トニー・シューマッハ、そのチームメイトのブリタニーを撃破して最終ラウンドに到達した。

 そのスリリングな勝負で時速333.00マイル(約536.00km/h)、3.713秒を叩き出したプロックに対し、アシュリーは時速314.53(約506.19km/h)マイルながら、3.694秒のフィニッシュタイムとして直近の新人王対決を制し、トップフューエルでのキャリア通算3勝目とポモナでの初優勝を手にした。

「トップフューエルのカテゴリーでは、厳しい1日になることはわかっていた。すべての勝負がわずかなマージンで決着したのを見ただろう? だから“レイアップ”することなんてまったくなく、すべて全力で走ったさ」と勝者アシュリー。

「歴戦の男たちを打ち負かすことができるように、このオフにはエンジンパワーの向上に取り組み、ここへ来て目的が果たせるよう懸命に努力してきた。今日はその成果を目の前で披露することができたと感じているよ。トヨタ、ルーカスオイル、チーム・フィリップスの全員に感謝の言葉を捧げたい」

 一方、ベテラン対決となったファニーカー・クラスでは、ジェイソン・ルパート、トニー・ジュラド、さらにTSRのマット・ヘイガンとのラウンドを制し、予選首位ロン・キャップスとのファイナルへ進んだファニーカー3度の世界王者でもあるロバート・ハイトが、南カリフォルニア・オートクラブが支援する『シボレー・カマロSS』で準決勝、決勝ともに3.861秒をマーク。ランク8位の失望に終わった2021年を脱し、このウインターナショナルズ通算5勝、キャリア54勝目を手にした。

「僕らは今日たまたま勝利を収めたが、同じように素晴らしいファニーカーたちがたくさんいる。今季も厳しい戦いになるだろうね」と語ったハイト。「昨夜の予選なんて、僕とロンのギャップは0.004秒差だった。それが決勝では0.002秒差だ。これぞファニーカーだね」

 そして4度のタイトル獲得者であるエリカ・エンダースも、史上900戦目となったプロストック・クラスで通算34勝目を獲得。「記念すべき900戦目の節目で手にした勝利は、私にとっても大きな意味がある」と、ポモナでの記念すべき自身初優勝を手にしている。

「僕はとても恵まれている。このレースカーをドライブできるのはとても幸運だ」と勝者ジャスティン・アシュリー
ファニーカー・クラスのベテラン対決を制したロバート・ハイトの『シボレー・カマロSS』
注目の新型『トヨタGRスープラ・ファニーカー』は、アレックス・デジョリア(写真)が5位、J.R.トッドが7位のデビューに
「ここウィンターナショナルズでは優勝したことがなかったから、本当に特別」とプロストック部門制覇のエリカ・エンダース(中央)


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