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投稿日: 2022.03.10 17:53
更新日: 2022.03.10 17:54

王者SVGが開幕ヒートを制覇。雨のレース2はチャズ・モスタートが勝利/RSC開幕戦シドニー


海外レース他 | 王者SVGが開幕ヒートを制覇。雨のレース2はチャズ・モスタートが勝利/RSC開幕戦シドニー

「やはりシェーンは素晴らしい仕事をしたね。非常に多くの異なる戦略があり、誰もがレースの異なる段階で(今季から導入の)スーパーソフトタイヤを装着したが、それを誰よりもうまく使いこなしたのがチャンピオンだった、というわけだ」と、長年の僚友に賛辞を送ったウインカップ。

「まだ土曜が終わっただけだが、チームを率いるマネージャーとして、レースで優勝するのはこれ以上ないほど幸せだね」

 明けた日曜は伏兵ブロディ・コステッキ(エレバス・モータースポーツ/ホールデン・コモドアZB)がポールを奪取し波乱の展開を予感させると、天候もそれを演出するかのようにレース2は雨絡みの展開に。

 ドライで始まった77周のスタートでは2番手発進のパスカーレがポールシッターを出し抜き、3番手にレッドブル・アンポル・レーシングの新鋭ブロック・フィーニー(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)を従えるも、7周目にはトラック上に早くも雨粒が落ち始める。

 グリッドに並んだほぼ全員がスタートからスーパーソフトを選択していたものの、土曜勝者SVGが最終コーナーでグラスエリアを滑走し、すぐさまレインに換装したことから、他陣営も雪崩を打つようにピットロードへと向かう決断を下す。

 しかし、ドライ/ウエットのチェンジオーバーに関して判断が難しい状況が続き、SVGがラップダウンを喫するなどレースが大荒れとなるなか、ダンプ路面で輝きを放つドライバーが。この日、7番グリッドから挑んだWAUのエースであるモスタートは、終始トップ5圏内でレースを進めると、最後に予定されていたピットストップでスーパーソフトタイヤにスイッチ。

 遅いレインシャワーと3回目のセーフティカーの介入により、残り3周時点でリスタートが切られると、コステッキとパスカーレを退けトップチェッカー。4位にキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)、5位にアンドレ・ハイムガートナー(ブラッド・ジョーンズ・レーシング/ホールデン・コモドアZB)と続き、前日から一転、苦難の77周を走破したSVGは6位までカムバックしてレースを終えている。

 一部で日程未定のまま幕を明けた全13戦の2022年RSCシーズン、続く第2戦は3月25~27日に、タスマニアのシモンズプレイン・レースウェイでスーパースプリント戦が開催される。

日曜は雨が落ち始めた難しいシュートアウトながら、伏兵ブロディ・コステッキ(エレバス・モータースポーツ/ホールデン・コモドアZB)がキャリア初のポールを獲得した
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目まぐるしく路面コンディションが変化し、2014年王者マーク・ウインターボトム(チーム18/ホールデン・コモドアZB)もアクシデントに巻き込まれる
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前日と一転、スピンオフからレインタイヤへのスイッチタイミングも見誤るなど、SVGには「完全にプア」な日曜に
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デビュー戦から肉弾戦を演じた19歳のブロック・フィーニー(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)は9位、11位の結果に
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土曜3位、日曜勝利で連続表彰台発進のチャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/ホールデン・コモドアZB)「なんて最高のスタートだろう!」
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