「こうしてクルマに戻れただけでも素晴らしいし、本当に久しぶりな気がするよ」と語ったWSR不動のエースであるターキントン。「これが僕のハイブリッド最初の経験であり、システムを展開するとパワーの点で間違いなく違いを感じる。そのエクストラの出力に対し、現状はハンドリングとシャシーに焦点を当てる必要があるが、それでもトップタイムは気分がいいね」と続ける4冠王者。
「僕らはクルマをより速くし、機械的に良くしたいと思っている。その上でハイブリッドシステムを搭載することで、さらに高速なパッケージを実現できる。チームBMWとしてこの冬の間も懸命に取り組んできたし、いつでも走り出せる準備は整えてきた」
「それでも、今回のテストは信頼性がつねに考慮すべき主な焦点要素だったが、今日の僕のクルマは問題なく走り、テストプログラムを無事に消化することができた。環境の側面に配慮したハイブリッド機構に関して、その導入には最適な時期だったと思う。まだ多くの実験が行われている最中だが、今日はさまざまなソリューションを試せた。生産性も高く、次のクロフトに活かせる有意義なデータが得られたよ」
そのターキントンに次いでコンマ1秒遅れの2番手に続いたのは、チーム・ダイナミクスのゴードン・シェドン(ハルフォーズ・レーシング・ウィズ・カタクリーン/FK8型ホンダ・シビック・タイプR)で、3番手には新たにスウィンドン・パワートレイン社製のヒュンダイ・ベース新開発エンジンを搭載するトム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8・トレードプライスカーズ.com/ヒュンダイi30 Fastback N Performance)が続くトップ3に。
4番手には2021年開幕戦以来のドライブとなったカミッシュ(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が入り、アダム・モーガン(カー・ゴッズ・ウィズ・シシリー・モータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)とヒル(MBモータースポーツ・パワード・バイ・ロキット/BMW 330e Mスポーツ)のBMWが続いている。



