一方、シングルシーターでステップアップを果たしたのち、GTの世界にも進出したヴェントゥリーニは、昨年K-Paxレーシングから参戦したファナティックGTワールドチャレンジ・アメリカのプロカップで、総合2位を獲得する健闘を見せた。
「ETCRでロメオ・フェラーリに加入し、レースを戦える機会にただただ興奮している。今年は僕のキャリアの新しい章が始まることになりそうだ」と、シリーズ初参戦に向け喜びを表現したヴェントゥリーニ。
「この選手権は成長の余地があり、非常に魅力的なプロジェクトだ。モータースポーツにおける電動化の進歩を身を持って体感できるのも本当にワクワクする。学ぶべきことがたくさんあるのも理解しているが、ジュリアETCRのステアリングを握り、常日頃から1度は走ってみたいと思っていたフランスのポー市街地で、自分自身がどれほどの競争力を示せるのか。ついにそのときが訪れたね」
こうして元DTM王者シュペングラーとイタリア出身ドライバーのラインアップを完成させたチーム代表のミケーラ・セルッティは「DTMで最も成功したドライバーのひとりであるブルーノが、チームに加わったことは『ふたつのこと』を示している」と、その強力な布陣に期待を寄せる。
「ジュリアETCRのポテンシャルと可能性が認知されていると同時に、フル電動ツーリングカーのチャンピオンシップが、確立されたその他のカテゴリーのなかでも、大きな魅力を持って迎えられているという事実よ」と続けたセルッティ。
「我々は初年度からこの挑戦にコミットし、今ではブルーノをチームに迎えたことを誇りに思っている。チームと彼の相互の経験をまとめ、カレンダーの最初のラウンドからすぐに主導的な役割を担うことになるでしょう」
「ルカ、マキシム、ブルーノ、そしてジョバンニのカルテットにより、高度に構造化された組織で働く才能と融合し、スピード、経験、能力を頼りにでき、クルマの技術開発に貢献することが可能になる」
「これらは貴重な資産であり、チームとしてだけでなくメーカーとしても成長し、ジュリアETCRの競争力をさらに高めることができる。ポー市街地の開幕戦では、この4名がプロジェクトにさらなる熱意を注入してくれるはずよ!」
