更新日: 2022.05.30 17:07
アウディ 2022ニュルブルクリンク24時間 レースレポート
アウディ、ニュルブルクリンク24時間レースで6回目の総合優勝
(ドイツ本国発表資料)
◆アウディスポーツ・チーム・フェニックスが、伝統の耐久レース開催50回記念大会で総合優勝
◆23万人の大観衆が、ノルドシュライフェでスリリングなバトルを目撃
◆4台のアウディR8 LMSがトップ10入り、素晴らしいチームパフォーマンスを証明
2022年5月29日、ニュルブルクリンク/ノイブルク・アン・デア・ドナウ:50回目となる記念すべきニュルブルクリンク24時間レースが、5月28日~29日に開催され、アウディR8 LMSで参戦したアウディスポーツ・チーム・フェニックス(ロビン・フラインス/ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・ファントール/フレデリック・バービシュ組)が総合優勝しました。
白熱したレースとなった今年の24時間レースでは、何度もトップのマシンが入れ替わり、レース終盤には降雨にも見舞われる大混戦となりました。今回の勝利により、アウディはこの10年で6回目の総合優勝を果たしました。
開催50回目を迎えた24時間レースは、すべてのモータースポーツファンにとって記念すべき祭典となりました。レースの大半は天候には恵まれたものの、レース終盤の降雨によりスリリングな展開となったこの耐久イベントには、23万人ものファンがニュルブルクリンクに戻ってきました。
アウディは、このレースで総合優勝を果たし、さらに3台のアウディR8 LMSマシンがトップ10でフィニッシュしました。アウディスポーツ・カスタマーレーシング統括責任者のクリス・ラインケは、次のように述べています。
「アウディスポーツ・チーム・フェニックスを祝福したいと思います。この勝利には特別な意味があります。レース終盤の数時間は、降雨により、サーキットを走行しているドライバーだけでなく、ピットのメカニック、エンジニア、ストラテジストも、状況の変化に対応するために全神経を集中する必要がありました」
「今年はファンの方々も、ふたたびサーキットを訪れることができるようになり、レースウイークエンド全体がひとつの大きな祭典となりました。このレースで成功を収めることができたことは、大きな価値があります」
長い伝統を誇る今年の24時間レースは、24時間全編に及ぶスプリントレースとなりました。これは、優勝したマシンが走行した159周という総距離に表れています。優勝マシン15号車のアウディR8 LMSは、2014年にアウディが達成した走行距離記録に並びました。
4人のドライバーは、22番グリッドからレースをスタートし、一度もペナルティを受けることなく、大きなタイムロスを回避しながら、24時間を走り切りました。レース終盤には、サーキットのいくつかのポイントで激しい雨となりましたが、チームはタイヤの選択に正しい決定を下しました。
ファン・デル・リンデ、ファントール、バービシュにとって、24時間レースをアウディで制したのは2回目となり、フラインスにとっては今回が初勝利となりました。アーンスト・モーザー率いるチーム・フェニックスは、アウディのマシンで4度目の総合優勝を果たしました。
アウディスポーツGmbHマネージングディレクター兼アウディ・モータースポーツ部門責任者のユリウス・シーバッハは、次のように述べています。