明けた日曜のレース2は、ブラッド・シールズ(ロイヤルパープル・ティルトン・レーシング/ヒョンデi30 N TCR)と並んでリバースポールから発進したハンソンが全ラップを支配。開幕戦、第2戦ともに予選ポールポジションから2戦連続オープニングヒートのポール・トゥ・ウインを決めていた男は、第3戦のマウントパノラマでまさかのアクシデントに遭遇し、ウォームアップラップ中に“The Cutting”への進入でコントロールを失い、彼の第2世代アウディは大破。スペアカーの初代モデルに乗り換える苦難を経験していた。
その試練を乗り越えたハンソンは、シールズを攻略したルーク・キング(モータイ/ZIP PAY/ヒョンデi30 N TCR)とマルコムを2秒以上突き放し、今季5勝目を手にした。
そして午後16時過ぎに開始となった最終ヒートでは、この週末を通じて好調を維持したマルコムが、自身2019年以来となる復活の勝利。2番手には僚友バカンが続き、3位コックスのプジョーを従え、HMOカスタマーレーシングがワン・ツー・フィニッシュを飾っている。
続くTCRオーストラリア・シリーズ第5戦は、しばしのブレイクを挟んで8月5~7日にクイーンズランド・レースウェイで再開される。


