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「LMPやDPiのスポーツプロトタイプやDTM、そしてGTでもレースをすることができて幸運だったが、今はNASCARで自分の名前を広める準備ができている。シボレー・カマロZL1でレースをすることは僕にとって大きな名誉であり、キャリアの新しい章を始めるこの機会を与えてくれたスパイアー・モータースポーツに感謝したい」と、2017年にはコルベット・レーシングとともにセブリング12時間のGTLMクラスも制覇しているロッケンフェラー。

 その世界最高のスポーツカードライバーのひとりを招いたチーム・プレジデントのビル・アンソニーは「マイク・ロッケンフェラーのような世界クラスの才能を魅きつけることは、我々にとって非常に名誉なこと」だと応じた。

「マイクは言わずと知れた才能の持ち主であり、世界的に類例のない実績を誇るドライバーだ。その彼にNASCARを紹介できることに興奮しているよ。我々はドライバー・ファミリアリゼーション・テストを通じてマイクを迅速に習得させることにすべてを賭けており、パートナーのシボレーは寛大にも、彼に充分なシミュレーションの時間を提供してくれた」と続けるアンソニー代表。

「我々スパイアー・モータースポーツの全員が、ワトキンスグレンとシャーロット・ローバルで、マイクに多大な献身と努力を提供することに意欲的であり、彼のNASCARデビューに際し全力のサポートを約束する」

 このワトキンスグレンには、すでに“聖地”インディアナポリスでシリーズデビューを飾った元F1ドライバーのダニール・クビアトが、引き続きチーム・ヘイズバーグ・バイ・ローム・ブラザーズ・レーシングの26号車トヨタ・カムリをドライブする予定で、同じくトラックハウス・レーシングが立ち上げた『プロジェクト91』と呼ばれる国際ドライバー向けの3台目参戦枠では、元F1王者キミ・ライコネンの起用がアナウンスされている。

 そして、プレイオフ期間となる第32戦のローバルには、現在エクスフィニティで戦うビッグ・マシン・レーシングとのジョイントで、マルコ・アンドレッティのシリーズデビューも決定。2010年にジョン・アンドレッティが最後に『デイトナ500』に参戦して以来、初のアンドレッティ家によるNASCARカムバックとなり、マルコは『No.48 スパイクド・クーラーズ・シボレー』のステアリングを握ることがアナウンスされている。

2021年のデイトナ24時間では、その“JJ”や小林可夢偉、シモン・パジェノーらと2位表彰台を得た
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そのワトキンズグレンでは、2戦目のダニール・クビアトに加え、キミ・ライコネンのカップデビューも予定されている
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