更新日: 2022.08.18 19:07
ルノー勢席巻の週末、17歳イグナシオ・モンテネグロが史上2番目の若きウイナーに/STC2000第8戦
その後、スプリント終盤でシビックが粘りの猛追を見せるも、ファイナルラップまでミスを犯さず適切にプッシュ・トゥ・パスの戦略も活用したペーニャが、前戦を再現するかのようなスプリント制覇を決めてみせた。
明けた日曜は35分+1ラップの勝負となり、ここでもポールスタートだった17歳のモンテネグロが好パフォーマンスを披露。背後にいた現王者を巧みなディフェンスラインで抑え込んで最初のポジションを維持し、なぜ土曜に「最速の男」だったのかを証明する一貫したペースを示し続ける。
同じ構図で3番手の18歳バリオも、トヨタ・カローラを操り背後のシボレーを沈黙させる冷静なドライビングを見せ、世代交代の波を感じさせるレース展開に。
最終的にアクシオン・エナジー・スポーツ陣営の冷静な組織戦とレース戦略にも助けられ、モンテネグロがTC2000での最初の勝利を達成。1999年にカテゴリー史上最年少優勝記録を樹立したマリアーノ・アルトゥナ(17歳4カ月と25日)に続く、史上2番目の若さ(17歳8カ月と21日)でのレースウイナーに輝いた。
「このデビューイヤーに新たなポール獲得を達成できた素晴らしい土曜に続いて、こんな風にライト・トゥ・フラッグで初勝利を達成しただなんて、信じられないほどの感覚だよ!」と、今季はデビュー7戦目にして史上最年少ポールポジション記録も樹立しているモンテネグロ。
「これも全部、彼らが僕に用意してくれた素晴らしいクルマのおかげだ。この力強いフィーリングと、それが僕にもたらす感覚をうまく説明する言葉がないほどだ。本当に幸せだし、いつも家族やコーチに支えられている。最高の週末になったね!」
2位にカナピノのシボレー、3位にバリオのトヨタが続き、表彰台はふたたび異なる3ブランドでシェアされることに。この結果、ランキング首位ペーニャが202点まで伸ばし、2位に193点のラヴァー、3位に171点のジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)、そして164点の王者カナピノに、145点としたモンテネグロが続く展開に。次戦のSTC2000第9戦は、2018年に新設されたアウトドローモ・サン・フアン・ヴィリクムで9月11~12日に争われる。