更新日: 2022.08.25 16:44
北米の雄アンドレッティ、インディアナポリスに総工費280億円規模の新ヘッドクォーター建設へ
「インディアナ州はレースの歴史において、また私のドライバーとしてのキャリアやオーナーとしての経歴において重要な位置を占めており、世界の『レースの首都』が今後長期にわたって、我々のグローバルなレース活動の拠点であり続けることを確認できて心からうれしく思う」と語るのは、代表兼オーナーのマイケル・アンドレッティ。
「この新キャンパスの建設計画は順調に進んでおり、フィッシャーズ地域の一員となることを楽しみにしている。過去20年間、私は事業の拡大に取り組んで来たが、多様なレースポートフォリオを構築するための手段を講じられたことを誇りに思っている」
アンドレッティが初めてチームオーナーになったのは、フルタイムのドライバーとしてのキャリアを引退した後の2003年で、それから約20年の間に、アンドレッティはモータースポーツの最高峰で戦う多様でグローバルな企業を築き上げ、人類が居住可能な5大陸すべてに進出している。
その輝かしい歴史には、インディ500での5度の勝利、バサースト1000での優勝、セブリング12時間制覇、そしてABB FIAフォーミュラE世界選手権やエクストリームEでの優勝が含まれている。
「現在の施設も我々の活動によく貢献してくれた。チームは競技と商業の両分野で規模を拡大し、社員は最高の環境と資源を手に入れるにふさわしい存在になっている。我々がさらなる構築と成長を続けるなかで、多くのチームをひとつ屋根の下に置くことができるのは、本当に喜ばしいことだ」と続けるアンドレッティ。
「我々にとっては、単にマシンを整備する場所を持つということ以上に、グローバルなモータースポーツの本拠地を持ち、それを従業員、ファン、スポンサーと共有することで、このスポーツを発展させ、永続的な遺産を残すことが重要なんだ」