一方、フォード陣営のスチュワート・ハース・レーシング(SHR)も、2023年に向け新たなドライバー契約をアナウンス。来季はエクスフィニティに戻るコール・カスターに代わり、41号車のフォード・マスタングにライアン・プリースを起用することを決め、2019~2021年までJTGドハティ・レーシングからフル参戦したプリースが、リザーブからの昇格を果たす。
「これこそ僕自身が取り組んできた機会だ。2022年の初めには何も保証されていなかったが、レースカーであろうとシミュレーターであろうと、時間を費やすならSHRこそが僕にとって最適な場所だと感じたんだ」と、今季はSHRのリザーブ兼シム開発ドライバーの仕事を務めるかたわら、エクスフィニティでは3戦中2戦のトップ10、そしてキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは10戦中9戦のトップ10とナッシュビルでの勝利を挙げるなど、限定された参戦で結果を残してきたプリース。
「ここはレーサーによって、レーサーのために作られた組織であり、まさに僕がなりたい自分になれる場所だ。今季が終わったばかりで、ほとんどの人が休息を取りたいと思っているだろうが、始めるのが待ち切れないね!」
そのプリース昇格を決めたSHR共同所有者兼“レーサー”のトニー・スチュワートは「彼が我々のプログラムに費やした時間と努力は、彼の実世界でのレース経験やリザルトと相まって、彼自身にこの機会を与えたんだ」と、その努力を評価する。
「ライアンはキャリアの中で何度か自分に賭けてきたが、つねにそれが報われている。そして今度は我々が彼に賭ける番だ。今、ライアンはカップで適切な機会を得た。我々は彼を誇りに思っており、彼がSHRのレースカーで何を見せてくれるかを楽しみにしている」


