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「電動化されたモータースポーツと高性能バッテリーの豊富な経験を持つSTARDは、EPWRと2023年のSTCCから始まる地域のツーリングカーレースを電動化する我々のプロジェクトに最適な企業だ」と語るのは、そのEPWR社で技術主任を務めるヤンネ・リュンベリ。

「我々の協力体制は、バッテリーとそれに接続された技術を中心に展開される。持続可能な方法で世界中の地域のモータースポーツのために、刺激的かつ重要な飛躍を遂げるべく、彼らと前向きで生産的な関係が築けることに自信を持っているよ」

 同じくSTARDのファウンダーでありCEOを務めるミハウ・サコヴィチは、同社が「新しいコンセプトに取り組むために選ばれたことに興奮している」と、期待感を示した。

「地域を代表するツーリングカー・シリーズのエキサイティングな電動化に関して、彼らEPWRとの広範な協力を開始できることをうれしく思っている。電動レースカーはモータースポーツの未来であり、我々の経験と技術が印象的なEPWRプロジェクトに貢献できることは間違いない」と続けたサコヴィチ。

「来季2023年STCCのレースウイークで緊密に連携し、現場レベルでの技術サポートを提供できることを、今から楽しみにしている」

 すでに『テスラ・モデル3』や『BMW i4』などをベースとしたスタディモデルが披露されているが、それらにはEPWR社製の電動パワートレイン・キットが搭載され、最高出力550PS想定のモーターにより0-100km/hは3秒以下、最高速も300km/hをマークする。そのリヤ駆動キットには800Vの高電圧を利用する45kWhのリチウムイオンバッテリーの搭載が予定され、ケーシングも含めたその供給をSTARDが担う。

 引き続きシリーズCEOを務めるミュッケ・ベルンは「これは来シーズンに向け、集中的に取り組んでいるパズルの重要なピースだ」と、プロジェクト進捗への手応えとサプライヤー契約締結に歓迎の意を示した。

「EPWRとSTARDの革新的な技術は、2023年のチャンピオンシップ電動化を掲げるSTCCにとって、歴史的な前進を可能にする。STCCの歴史の中で最も重要なシーズンである2023年に向け、彼らと緊密に連携できることを楽しみにしている」

すでに『テスラ・モデル3』や『BMW i4』などをベースとしたスタディモデルが披露されている
「EPWRとSTARDの革新的な技術は、2023年のチャンピオンシップ電動化を掲げるSTCCにとって、歴史的な前進を可能にする」とシリーズCEOのミュッケ・ベルン(左)

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