更新日: 2023.01.10 16:53
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一方、2022年を終えてFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRやクプラ・レオン・コンペティションTCRなどの挑戦を退け、2年連続通算3回目の“TCRモデル・オブ・ザ・イヤー”に輝いたアウディRS3 LMS 2は、グローバルで開催される27のTCR規定認可シリーズでの313戦にて、合計8478点を獲得。
モータースポーツの“オリンピック”として開催された第2回FIAモータースポーツ・ゲームスでのトム・コロネルの金メダルや、世界最高峰の“リージョン選手権”であるTCRヨーロッパのフランコ・ジロラミによるタイトル獲得、そして最終年となったWTCR世界ツーリングカー・カップでの年間5勝など、通算76勝を飾っている。
「TCRモデル・オブ・ザ・イヤーの競争は、毎シーズンのように熾烈を極めている」と語るのは、TCR規定を統括するWSCグループ代表を務めるマルチェロ・ロッティ。
「2022年は、最後の最後までレース結果によって決定が左右される予断を許さない状況のもと、アウディRS3 LMS 2とホンダ・シビック・タイプRの間でスリリングな戦いが繰り広げられた。 したがって、この栄誉を5年間で3回も獲得したことは、真に驚くべき成果だ」と続けたTCR規定“生みの親”でもあるロッティ代表。
「アウディ・スポーツはコンセプトの黎明期からTCRを盛り上げてきたブランドのひとつだ。それゆえ、アウディのRS3 LMS TCRはこのカテゴリーでもっとも競争力のあるクルマの1台であることを証明しており、カスタマーチームが素晴らしい結果を達成するのに役立っているんだ」
その言葉を受けたカスタマーレーシング部門責任者のクリス・ラインケも「権威あるTCRモデル・オブ・ザ・イヤーのタイトルを3度獲得できたことを光栄に思う」と、その喜びを語った。
「世界的な競争が非常に厳しいこともあり、このタイトルはアウディ・スポーツにとって大きな価値がある。このタイトルを獲得できたのは世界中のカスタマーの情熱とコミットメントによるものであり、すべてのユーザーに感謝を申し上げる」