本人も新型Gen3車両の最初のシーズンは、自身が“ルーキー・キャンペーン”に乗り出すのに「最適な時期」であることを認めている。

「ティックフォードが、このゲームの“メインチーム”をどのように扱うかを見るのが楽しみだし、できるだけ多くのことを学びたいと思っている」と続けたフレイザー。

「今年はGen3が登場するし、こうしてメインゲームに飛び込むのに最適な時期だと思う。それは誰にとっても公平な競争の場だ。僕らは4台のクルマを走らせるチームであり、ティックフォードは新型車両開発において多くの経験を持っている」

「もちろん、トーマス(・ランドル)と僕もルーキーテストの日を過ごす予定なので、かなりのシートタイムがあり、うまくいけばそれらすべてをまとめて、本当に力強い年にすることができるだろうね」

 そのフレイザー起用を決めたティックフォード・レーシングのティム・エドワーズ代表は、昇格初年度の新王者が、今後1年間のシーズンで何を成し遂げられるかを「楽しみにしている」と期待を寄せた。

「物事がどのように機能するかを見るのは、いつだって面白い」と続けるエドワーズ代表。「我々はスーパー2でデクランを倒そうとアデレードに行ったが、その数週間後、2023年のメインゲームに向け今度は彼が我々に合流するべく準備しているんだ」

「このスポーツはときどき奇妙なカタチで機能するが、デクランは若いドライバーに求められるすべての資質を備えている。彼と一緒に仕事ができることに興奮しており、彼がチームのために素晴らしい仕事をしてくれることも確信している」

「我々は彼を乗船させることに非常に熱心であり、数週間のうちに彼がトレイディー・フォード・マスタングのステアリングを握ることを楽しみにしている」

 一方、そのコステッキ・ファミリーで、もうひとりのレギュラーとして参戦するブロディ所属のエレバス・モータースポーツは、初代TCRオーストラリア・シリーズ王者でもあるウィル・ブラウンとともに、今季より投入される『シボレー・カマロZL1スーパーカー』の2台に対し、コカ・コーラと複数年の命名権契約を結んだことを発表。

 新たなネーミングライツにより、少なくとも今後2年間は“コカ・コーラ・レーシング・バイ・エレバス”のエントリー名で参戦することが決まっている。

「チームが、僕にこのドライブの機会を提供してくれることは本当に特別」とスーパー2王者のデクラン・フレイザー
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エレバス・モータースポーツは、新たなネーミングライツにより“コカ・コーラ・レーシング・バイ・エレバス”のエントリー名で参戦する
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