一方、昨季2022年も名門ターゲット・コンペティションからTCRヨーロッパに参戦したフェリーチェ・ジェルミニ(ヒョンデNチーム・ターゲット/ヒョンデ・エラントラN TCR)は、ヒョンデからアウディに乗り換え、最新世代のRS3 LMS 2でレースに挑む。
「新たな2023年シーズンに向け、これ以上のものを求めることはできなかっただろうね」と続けたジェルミニ。
「TCRヨーロッパでPMAモータースポーツと一緒にレースを戦うことは、僕にとって非常に特別な意味を持っている。この素晴らしい組織の知人となって7年が経ち、ついに重要なマイルストーンを達成する瞬間が訪れたんだからね!」
そのイタリア出身ジェルミニだが、昨季は第2戦フランス・ポールリカールでの表彰台を最高に、ドライバーズランキング13位に終わっていた。
「紙の上では、トップレベルの対戦相手と対等にプレーするチャンスを与えてくれるクルマがある。さらに、僕たちは最初からうまくやるための重要なノウハウや決意、そして歴史に重要なページを一緒に書き込みたいという願望をともに持っているんだ」
同じくヒョンデ陣営のアグレッシブ・チーム・イタリアに所属するハンガリー出身のレヴェンテ・ロションツィは、2023年にTCRヨーロッパとTCRイタリアでのデュアルプログラムを拡大し、双方へフル参戦する計画を明らかにした。
「アグレッシブ・チーム・イタリアにもう1年滞在できることを誇りに思う」と語ったロションツィ。
「TCRヨーロッパとTCRイタリアのふたつのシリーズで、今季フルシーズンを戦うというアイデアにとても興奮している。この機会を与えてくれたチームに感謝しているし、目標はシーズンの最初からトップ争いをすることさ!」

