「ベルニ(ラヴァーの愛称)のような選手の存在は、チームだけでなくカテゴリーにとっても不可欠だ。トヨタに対し、彼が我々と一緒にレースすることを許可してくれるよう、チームとしても可能な限りのことをしてきた」と語るのは、TC2000シリーズでホンダ現地法人のファクトリーチームを率いるロベルト・ヴァッレ代表。
「そして(TOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニア代表の)ダリオ・ラモンダによる非常に素晴らしい契約管理と交渉の後、我々はそれを達成することができたんだ。ファクンド(・アルドゥソ)、ハビエル(スクンチョ-モーロ)、そしてベルニとともに、今季も素晴らしいチームを作ることができると確信している。さらに4番目のシートを占有するドライバーが誰であるかを、速やかに発表できるよう取り組んでいきたい」と続けたヴァッレ代表。
これで昨季まで所属したシボレーYPFチームから、新たにプーマエナジー・ホンダー・レーシングへの移籍が正式に決まったラヴァーも、引き続きTC2000のシリーズを戦えることに感謝の意を示した。
「少し前に、ロベルト・ヴァッレ代表と(FDCモータースポーツ代表の)ハビエル・チャバッタリ、そしてホンダの人々が僕にチャンスを与えてくれたことでこの可能性が生じ、僕らはともに懸命に働きかけ、今日その実現を確認することができた」と続けたラヴァー。
「このカテゴリーで2016年に一緒に働いたFDCのチームとも、関係を継続できることをとてもうれしく思っている。良い結果が得られると確信しているし、非常にうまく機能するはずさ!」
そのTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアは、2023年もエースのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)を継続起用し、昨季ランキング2位を記録した68号車に加えて、ルーカス・ボダノヴィッチとイシドロ・ヴェザロという2名の若いチームメイトを抜擢。
そして昨季シリーズ3部門完全制覇を成し遂げたルノー陣営のアクシオン・エナジー・スポーツSTC2000は、自身2度目のシリーズ制覇を達成した最年長王者リオネル・ペーニャに、デビューイヤーで鮮烈な活躍を演じた17歳の新鋭イグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)らを擁し、2月24~26日にブエノスアイレスのオスカー・ファン・ガルベスで開幕の日を迎える。


