過去に多くのF1ドライバーを輩出しているヨーロピアンF3は、今も激戦区。「映像も見ていますが、やはり向こうはレースも激しそうなので、当たり負けしないようにしなければいけないですし、ナメられたらダメだと思っています。そのあたりはふだんから心がけたいです」と牧野。
「レースもやってみなければ分からない部分もありますが、そのあたりは少しずつ様子を見ながらいきたいと思います。コンスタントにポイントを獲ることが大事だと思っているので、落とさないようにしたいですね」
近年はF1をドライブするために必要なスーパーライセンスの取得には、過去3年間のシリーズにおけるポイントも重要になってくる(オートスポーツNo.1449参照)が、牧野は現在ホンダのドライバーの中ではトップの11ポイントを得ている。もし17年のヨーロピアンF3でランキング2位以上になれば、40ポイントで晴れてスーパーライセンス取得が可能だ。松下も同様にランキング3位以上でスーパーライセンスを得られる。
「目標はF1ワールドチャンピオン」と公言する牧野は「(ヨーロピアンF3参戦で)F1という目標に一歩近づいたと思います」と言う。
「シリーズランキング2位を得ることができればスーパーライセンスも現実的に獲ることができる。チャンピオンを目指して、最低でもランキング2位に入れるようにしたいですね」
