ホールデンは来季からGen2規定に移行すると発表した最初のマニュファクチャラーとなったが、今後トリプルエイトはホールデンで戦うそのほかのチームに向け、マシン製造と供給の役割も担うこととなる。

 スーパーカー・シリーズのテクニカル・ディレクターを務めるデイビッド・スチュアートは、このGen2規定は「テクニカルレギュレーションの劇的な見直しではなく、従来規定からの進化だ」と強調した。

伝統のV8を踏襲するか、新規定のメリットを生かしV6や4気筒を採用するかが焦点に
伝統のV8を踏襲するか、新規定のメリットを生かしV6や4気筒を採用するかが焦点に

「このGen2は純粋にCOTFの延長上にあり、“次世代”というものが何を目指しているのかを具現化したものだ」

「つまり、多くのマニュファクチャラーにガレージのシャッターを大きく開け放ち、V8とは異なるエンジンしか持たなくとも、レースを戦う権利を得られるようにすることだ」

「もし(4ドアサルーンとは)異なるボディ形状を持ち込みたいなら、我々にもその用意があるし、扉は開かれている。ただ、17年現在でそれを実現、実行したメーカーはまだ存在しないため、多少の調整などは必要だろう」

13年に導入されたCOTFの共通シャシーはFIAインスティテュートが開発したサイドインパクト対応ケージを採用
13年に導入されたCOTFの共通シャシーはFIAインスティテュートが開発したサイドインパクト対応ケージを採用

 COTF規定では、シャシーと共通ロールケージの使用が義務付けられ、その上に独自のボディを架装することとなる。その際“エアロダイナミクス・ボックス”による採寸が行われ、空力的アドバンテージが生じないよう事前に精査される。

Gen2規定ではクーペボディのモデルも参戦可能となる(写真はVASCのセーフティカーであるレクサスRC F)
Gen2規定ではクーペボディのモデルも参戦可能となる(写真はVASCのセーフティカーであるレクサスRC F)

 技術ディレクターも務めるデーンは「つまり、そのボックス内にマシンが収まり、かつ空力性能が著しく高いなどの相違がなければ、マシンが6ドアなのか、2ドアなのかは問題にならない」と語っている。

 これと同様に、エンジンにもシャシー適合に向けたボックスが用意され、平均的出力と加重平均など、いくつかの指数をクリアすれば使用が許可される。

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