VASCではシリーズ全15戦のうち、レース距離500マイル(約804キロ)を超えるイベントに対して、セカンドドライバーを起用して別タイトルを設ける“耐久カップ”制度を導入している。トッドは、その耐久カップドライバーとして千代を起用することを視野に入れているようだ。

「彼はGT3で参戦するバサーストのトラック(マウント・パノラマ)で非常に速く、もしエンデューロカップで起用できたら本当に面白いだろう」

「バサースト12時間で彼のチームメイトだったアレックス(・バンコム)は、我々のチームで耐久カップドライバーとして戦った経験がある」

「しかし、そのためには少なくとも1度か2度は、冬の間にマシンの感触を確かめてもらう必要があるだろう」

 一方、千代本人もバサースト12時間での現地取材に対し「(VASCは)映像で見ていても本当に興味深いシリーズだし、いつかマシンに乗ってみたい」とコメントしている。

「このスーパーカー・シリーズのレースは本当にエキサイティングで、バサーストのようなコースがいくつも存在していて楽しそうです」

「しかし残念ながら、例年スケジュールが合わなくてスーパーGTとのバッティングが避けられません。いつの日か、アルティマに乗れるといいですよね」

ケリー兄弟の弟であるリック・ケリーも17年向け新カラーを公開
ケリー兄弟の弟であるリック・ケリーも17年向け新カラーを公開
今季から新たにカストロールのグリーンが差し色として加わっている
今季から新たにカストロールのグリーンが差し色として加わっている

 今季のVASCに向けては、トッド&リックのケリー兄弟に加え、エースドライバーとして台頭著しいマイケル・カルーソが引き続きニッサン・アルティマをドライブ。さらに、新戦力として元インディカードライバーのシモーナ・デ・シルベストロがチームに加わっている。

先日、チームへの正式加入とマシンをお披露目したシモーナ・デ・シルベストロ
先日、チームへの正式加入とマシンをお披露目したシモーナ・デ・シルベストロ

本日のレースクイーン

林れむはやしれむ
2025年 / スーパーGT
マツキヨココカラアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円