スペイン出身ドライバーとして長年にわたり共闘してきたセアト・クプラ陣営と袂を分ち、昨季よりヒョンデに加入したアズコナも、チームとの2年目のパートナーシップ継続を「うれしく思う」と抱負を述べた。

「僕が2022年にチームに加わったとき、それは素晴らしい機会になった。そして今、新たなクムホTCRワールドツアーの始まりに際し、別の素晴らしい機会を手にしたような気分だ」と語ったアズコナ。

「昨年、両方のタイトルを獲得したことで、僕とノルベルト、そしてチームが非常にうまく機能していることを証明できた。そしてヒョンデ・エラントラN TCRがあれば、今季の序盤から他を圧倒する好調さでスタートが切れると思う。準備は整っているし、昨年の成功に加えてふたたびタイトルを争う絶好のチャンスがあると思っているよ!」

 一方のミケリスも、TCRが新しい時代に向かうにつれ「興味深いシーズンが待ち受けている」と予測する。

「今年のクムホTCRワールドツアーの最初のシーズンは、本当にエキサイティングだね」と続けたハンガリー出身の元王者。

「多くのことが変化し、良い方向に進んでいる。ミケルと僕は非常に強いことを知っているし、エラントラ N TCRが素晴らしいクルマであることも理解している。ただ(開幕戦の)ポルトガルでレースを始めて、そこで初めて答えが見つかる疑問もたくさんあるだろう」

「新しいトラック、新しいタイヤ、地域のTCRを戦うチームとのレースなど、すべての未知数は、最終的にタイトルを獲得するドライバーが、これらのことに最も早く適応できたドライバーであることも意味する。今からその挑戦が待ち切れないね!」

 この2023年開始のTCRワールドツアーには、すでにライバル陣営のリンク&コー・シアン・レーシングが4台体制でのエントリーを表明。同じくその体制は未発表ながら、アウディスポーツの“ファクトリー支援”を受けるトップカスタマーであるコムトゥユー・レーシングも、シリーズに向け4台の投入を確約している。

WTCR時代における最高のエンディングとして、ヒョンデ陣営はドライバーズとチームの両タイトルを手にした
WTCR時代における最高のエンディングとして、ヒョンデ陣営はドライバーズとチームの両タイトルを手にした
リンク&コー・シアン・レーシングやコムトゥユー・レーシングの各4台に対し、少数精鋭2台体制での挑戦となる
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