合計28kgのバラストが動いた2019年の調整を考えれば、重心位置の変化で考慮される影響は「わずか6%程度の1.8kgに満たない」と語ったバージェスだが、その数値と影響は少ないものの、スーパーカーは「チャンピオンシップの技術的な同等の公式を維持することを固く決意している」と繰り返した。
「今回の調査により、現行規定のクルマがすでに非常に接近していることがわかった。ティックフォードでテストを行ったところ、実際のCoGには2.3mmの差しかなかったんだ。2019年にはマスタングのルーフバーに28kgの重量を載せる必要があったが、もし仮に今回も同じ場所にバラストを搭載するとしたら、その量はわずか1.8kgだ」と続けたバージェス。
「これで改めて横一線となり、次のレースを見据えることができる。フロントアクスルの重量がより近くなるため、チームは重量をさらに後ろに置くほうが良いだろうね」
さらにこの第3戦からは、昨季の『バサースト1000』でGen3のお披露目走行が実施された際にもテストしていた、フロントのウインドウスクリーンに設置するLEDパネルも実装されることに。
週末に走行する全25台の車両には、フロントウインドウ助手席側のドライバー姓の隣にMoTeC(モーテック)製のLEDパネルが配置される。これはトラック位置を表示するために使用され、消滅したカーナンバー表示のステッカーはサイドとリヤのウインドウに残ることになる。

