BTCC:BMWが21年ぶりのワークス復帰。WSRの3台にファクトリー支援を表明
「BTCCは英国で最も重要なレース・シリーズであり、とてつもなく熱狂的な支持を得ている。そのシリーズの中で歴史的な記録を数多く残してきたメーカーとして、また10年にわたるWSRとの協力関係をさらに発展させることができるのは本当に光栄だ」とグリーブ。
現在、2リッター4気筒ターボと共通サブフレームを主軸としたNGTC規定を採用するBTCCでは、シャシーを筆頭にエンジンに関しても、チーム主導でビルダーと共同開発するのが主流となっている。
これまでWSRがBMWからの支援を受けつつ、プライベーターとして開発してきたBMW125i Mスポーツは、BMW製の2リッター4気筒の自然吸気エンジンをベースに、ターボチャージャーを追加したエンジンを搭載していたが、今季からはBMWがニール・ブラウン・エンジニアリングと共同開発した最新の直噴4気筒ターボ、B48型ベースのワークスエンジンが3台ともに搭載される。
これらの技術開発支援と開発資金も、BMW UKからの投資に含まれており、これによってWSRはプライベーターエントリーからマニュファクチャラー・チームに昇格。コンストラクター選手権でもホンダ、MG、ボクスホール、そしてスバルらとタイトルを争うこととなる。
WSRのチーム代表であるディック・ベネットは「モータースポーツのパートナーとして10年にもわたる成功を収めてきたことは、長い結婚生活の喜びにも等しい」と語った。
「この提携はBMWのプロダクトに対して敬意とコミットメントを表するもので、今再びマニュファクチャラーとして、BTCCでの戦いに挑めることを喜ばしく思うよ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています