更新日: 2023.05.27 14:35
岩佐歩夢、ガードレールにタッチも決勝レース1のフロントロウ獲得【FIA F2第6戦モンテカルロ 予選】
続いて岩佐の出走する予選Bグループは、当初の予定から4分遅れとなる現地時間15時38分(日本時間22時38分)に開始された。
残り11分を切り、レッドブル育成のデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)からアタックを開始。ハウガーはまず1分22秒979をマーク。その直後に岩佐が1分21秒983をマークして一時はトップに浮上するが、ランキングトップのテオ・プルシェール(ARTグランプリ)が1分21秒630で岩佐を上回る。
残り7分を切り各車2アタック目に入るも、岩佐はターン10(ヌーベル・シケイン進入)で左フロントタイヤをウォールにヒットしてしまいタイム更新ならず。そんななか、プルシェールが1分21秒254と、自らが記録した最速タイムを更新する。
岩佐は再びアタックを敢行するもこの時点で暫定4番手となり、最後のアタックに勝負をかける。その直後、メルセデス育成のフレデリック・ベスティ(プレマ・レーシング)が1分21秒053を叩き出し、プルシェールからトップを奪うと同時に、予選グループA最速のマルタンスのタイムを上回る。
セッション終了間近も数台がアタックを敢行するなか、クレモン・ノバラック(トライデント)がターン8でクラッシュし、セッション残り16秒というところで赤旗が掲示されBグループ予選は終了を迎えた。
これにより、グループB最速タイムをマークしたベスティが、今季初&通算2度目となる決勝レース2のポールポジション獲得となった。なお、リバースグリッドで決定される決勝レース1のポールはAグループ5番手のアイザック・ハジャル(ハイテック・パルスエイト)となる。
岩佐は最終アタックでセクター1自己ベスト更新していたものの、赤旗でアタック終了を余儀なくされ、Bグループ5番手で予選を終えることとなった。なお、岩佐は決勝レース1をフロントロウ2番手から、決勝レース2を9番手からスタートする見込みだ。
2023年FIA F2第6戦モンテカルロ、30周の決勝レース1は、27日の日本時間21時15分より行われる。予選の悔しさを跳ね除ける岩佐の走りに期待したい。
■2023年FIA F2第6戦モンテカルロ予選
グループB正式結果
Pos. | No. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | F.ベスティ | プレマ・レーシング | 1’21.053 |
2 | 5 | T.プルシェール | ARTグランプリ | 1’21.105 |
3 | 3 | Z.マロニー | ロダン・カーリン | 1’21.463 |
4 | 9 | J.クロフォード | ハイテック・パルスエイト | 1’21.576 |
5 | 11 | 岩佐歩夢 | ダムス | 1’21.796 |
6 | 15 | A.コルデール | インビクタ・ビルトゥジ・レーシング | 1’21.809 |
7 | 23 | J.コレア | ファン・アメルスフォールト・レーシング | 1’21.835 |
8 | 21 | C.ノバラック | トライデント | 1’22.088 |
9 | 1 | D.ハウガー | MPモータースポーツ | 1’22.097 |
10 | 25 | R.ボシュング | カンポス・レーシング | 1’22.182 |
11 | 17 | B.ベナビデス | PHMレーシング・バイ・チャロウズ | 1’22.721 |
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