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投稿日: 2023.05.31 17:40
更新日: 2023.05.31 17:41

再度月曜順延の勝負は、59戦ぶりライアン・ブレイニーが“客席ダイブ”の祝宴/NASCAR第14戦


海外レース他 | 再度月曜順延の勝負は、59戦ぶりライアン・ブレイニーが“客席ダイブ”の祝宴/NASCAR第14戦

 この最後のリスタートで主導権を握ったのがブレイニーで、中盤以降は安定したラップを刻んでいた12号車は、決勝400周中で最多となる163周をリードし、最後はシャーロットの1.5マイル・オーバルで0.663秒差をつけ勝利を手にした。

「涙が出てしまうかもしれない」と2021年8月のデイトナ以来、実に59戦ぶりのトップチェッカーを受けたブレイニー。

「それを可能にするクルマがあったのは分かっているが、リスタートはクレイジーなこともある……しばらく勝てないと、もう勝てないような気がし始めるんだ。なんだか本当に大変な状況に陥るし、だからこそ僕を信じてくれた12人には本当に感謝している」と、感極まった様子で続けたブレイニー。

「とてもクールだよ。ニューガーデンとロジャーがインディで優勝し、僕らが600を制覇したなんて素晴らしい週末だった。未勝利記録もここで終わりだしね!」と、直後にはニューガーデンに触発されフェンスをよじ登り、月曜のグランドスタンドに詰め掛けたファンの渦に飛び込んだ。

「それほど興奮することはあまりないんだけど……とても興奮した」と笑顔を見せたブレイニー。「昨日のジョセフのやり方が気に入ったし、振り返ってスタンドにまだ大勢ファンがいるのをビクトリーラップで見たときは、本当にうれしかった。月曜なのにいっぱいに詰まっていて、信じられなかったよ」

「みんな付き合ってくれてありがとう。とても楽しかった。ファンの興奮度は僕らも競技者として良い気分にさせてくれるし、それが本当にクールだったね」

 同じく月曜まで順延され、スタートも2度ほどディレイしたNASCARエクスフィニティ・シリーズ第12戦『アルスコ・ユニフォーム300』は、ジャスティン・オルゲイアー(JRモータースポーツ/シボレー・カマロ)が66周のグリーンフラッグを通じて燃料を節約し、チームと自身の今季初勝利を獲得。

 一方、金曜にファイナルを実施していたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第11戦『ノースカロライナ・エデュケーション・ロッテリー200』は、こちらも初優勝のベン・ローズ(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)が今季9人目のウイナーに。服部茂章率いるハットリ・レーシング・エンタープライズ(HRE)の16号車タイラー・アンクラム(トヨタ・タンドラTRD-Pro)は、エンジン交換からの最後尾スタートで奮闘し、トップ10目前まで挽回したものの最後はクラッシュに巻き込まれ28位となっている。

「ジョセフがそうしたからというのもあるし、僕なりに感謝の気持ちもあった」と、スタンド席に飛び込んだブレイニー
NASCAR Xfinity Series第12戦『Alsco Uniforms 300』は、ジャスティン・オルゲイアー(JR Motorsports/シボレー・カマロ)が今季初勝利
NASCAR Craftsman Truck Series第11戦『North Carolina Education Lottery 200』は、こちらも初優勝のベン・ローズ(ThorSport Racing/フォードF-150)が今季9人目のウイナーに


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