更新日: 2023.06.29 16:48
初の海外シリーズレース取材に驚きの連続。新人編集部員が感じたGTWCアジア富士【写真アラカルト番外編】
このグリッドウォークにも各チームのパーテーションなどはなく、マシンに近づいて写真を撮影することも可能です。こちらはマクラーレン720S GT3のコックピット。
クライマックス・レーシングの3号車メルセデスAMG GT3のリヤには“初心者マーク”が貼り付けられていました。
グリッドには、今回の富士ラウンドがデビューレースとなったマエザワ・レーシングのチームオーナー兼総監督を務める前澤友作氏の姿もありました。マエザワ・レーシングは第3戦で10位入賞、第4戦は15位完走を果たし、まずまずといった初戦になったのではないでしょうか。
日曜日の第4戦前にグリッドを歩いていると、なにやら多くのドライバーたちが1コーナー方向に急ぎめに歩いていく姿を発見しました。後を付いていくと、レース直前ですがドライバー全員の集合写真撮影をこのタイミングで行うようなので、横からパシャリ。
その集合写真撮影は、ドライバーが集まると、海外カメラマンが「ハイそこに並んで! じゃあ撮るよ!」といった感じでほんの数分で終了(早っ!)し、嵐のように過ぎ去っていきました。その後はピレリのスタッフが記念撮影を行っており、SROモータースポーツ・グループ・アジアを率いるベンジャミン・フラナソビッキ(左)とともに写真を撮影していました。ちなみにこのフラナソビッキ、その見た目とは裏腹にとても親切な人で、日本メディアにも優しく接してくれたうえ、初めて挨拶をした際にはフラナソビッキから名刺を取り出すというビジネスマンっぷりも垣間見えました。
さらにグリッドウォークでは、日本ならではと言える和太鼓パフォーマンスも行われていました。海外チームの人たちからは大きな歓声も上がっていて『これが日本だぞ』と、太鼓を叩いていない自分も誇らしくなってしまったのは内緒にしておきたいです。
そしてレースといえば忘れてはいけないのがレースクイーンの皆さん。高勢ゆなさん、葵成美さん、南真琴さんの3名がレースクイーンを務めるマエザワ・レーシングは、フェラーリ488 GT3のカラーリングとコスチュームが『祭』をイメージしているということです。和の雰囲気がいいですねぇ〜。
こちらはジ・スピリット・オブ・FFFレーシングのレースクイーンを努めた藤井マリーさん。レーシングスーツのインナーのようなコスチュームで、首元に“MARY”の文字が入っています。
ABSSAモータースポーツのレースクイーンはさかいゆりやさん。こちらは王道のレースクイーンコスチュームといったところでしょうか。
こちらはD’stationフレッシュエンジェルズの林紗久羅さん、前田星奈さん、木村楓さん。ピットガレージに戻ったときにふと撮影した1枚ですが、こちらに気づくとすぐに横を向いて笑顔を見せてくれました。さすがプロフェッショナルです。
お姉さんと言えば、カメラマンさんの写真を見ていて気になったのがこの一枚。スーパーGTファンならおなじみの“BMWStudieのオネーサン”なのですが、今回は何やら長い棒のカメラでいろいろと撮影をしている様子でした。
後日改めてオネーサンのTikTokを見てみると、カッコよく編集された動画がアップロードされていました。そういえばビンゴ・レーシングのコルベットC7 GT3-RのカラーリングもTikTokアーティストとのコラボということで、そろそろ編集部員もTikTokを学ばないといけないなと感じた次第です。
話は変わって、普段の国内レース取材時にはあまり行くことのできない(行きたいけどいろいろと忙しく……)グランドスタンド裏にも足を運んでみました。パドックからのトンネルを出ると広がっていたのは『MZDAO CAMP 2023』というイベント会場。勉強不足の編集部員は最初何のイベントか分からなかったのですが、どうやら前澤友作(MZ)さんと一緒に、みんなで会社や事業(DAO)を作るためのオンラインコミュニティのようで、今回が記念すべき初のオフラインイベント開催ということです。
ステージの横には“名刺交換エリア”なるものも用意されており、この場所でメンバー同士が名刺を交換し合うことができるようです。ちなみに撮影禁止だったので写真は掲載できませんが、ステージを見ているときにちょうどイベントが始まり、芸人の小島よしおさんが登壇。サーキットで人生初の生『そんなの関係ねぇ』と生『おっぱっぴー』を見ることができました(笑)。
そんなこんなでレースが終了したワケなのですが、モータースポーツメディアなのでマシンのことにも一応触れておこうと思います。編集部員がおしゃれに感じたのは、ポルシェ911 GT3Rのデイライト色がチームとマシンによって変えられていたことです。海外レースならではこだわりポイントに感じますね。
こちらはレース終了後のパルクフェルメ。このときもマシンは基本的にピットガレージの前に出されますし、富士大会では海外戦のようにファンの皆さんが表彰式の下にも入ることができたので、直前までレースを戦った車両を間近で見ることができていました。
やはり海外シリーズ戦は日本人メカニックの気分も高まるようで(違う?)レース終了後にカメラを受けると笑顔でサムズアップしてくれました。
今大会は日本戦のみで争われる『ジャパンカップ』の初戦とあって、多くの日本チームが参戦しており、エントリー台数はシリーズ最多タイの40台を記録しました。レースは2戦とも大接戦のバトルが繰り広げられ、スーパーGTにも負けない迫力を感じました。初の海外レースシリーズ取材となった新人編集部員は、パドックやピットウォークで見ることのできたマシンとの距離や、海外チームの機材や設備に驚きながら、国内レースとは異なるGTWCアジアを存分に楽しみました。次回があるかどうかは分かりませんが、これからもモータースポーツの魅力を届けていきたいと思います!