この結果、中盤のピットストップ作業でクルサードを逆転していたSVGが15秒のリードを保ってトップチェッカー。2位にクルサード、3位にコートニー。そしてニッサン・アルティマのリック・ケリーが5位に入った。
さらに、レース1終了後に行われた予選2と日曜朝のシュートアウトでもSVGがトップタイムをマーク。今季から更新されたダンロップのソフト&スーパーソフトのコンストラクションと、RBRチームをオペレーションするトリプルエイト・レースエンジニアリングのホールデン・コモドアVFが抜群の仕上がりを見せつける。
レース2でも、そのSVGの背後からスタートしたマクローリン&クルサードのフォード勢は、またしても序盤からSVGに先行。ピット戦略が異なるSVGに対し、クルサードが先頭で逃げる展開。2番手で追従したマクローリンも序盤の8周目にピットに飛び込むと、クリーンラップを活かしてレース終盤までにはトップ浮上に成功、移籍後初優勝が目前に見えるところまで迫っていた。
しかし、そのマクローリンの背後にペースの勝るSVGが急接近。ロングスティントでタイヤ磨耗が進んでいたマクローリンが必死の抵抗を試みるも、残り3周のターン8でマクローリンのリヤがロックアップ。空いたスペースに飛び込んだSVGがマクローリンのファルコンをかわし、劇的な2連勝を飾った。

「僕らのマシンには週末を通してずっと細かなバイブレーションが発生していたんだ。タイヤなのかマシンなのかはわからないけど、快適とは言い難い状態で戦った。でも、結果で代償を払わなくてすんだのは助かったよ」と、レース後にマシントラブルを抱えていたことを明かしたSVG。

2位に終わったマクローリンに続き、3位にはフォードのチャズ・モスタートが入り、ファルコンが2、3位を確保。レース1に続き好調4位を死守したコートニーは、レース中盤に最終コーナーで接触したシモーナ・デ・シルベストロとの1件で審議対象となっていたが、レーシングアクシデントの裁定が下っている。
