23周目には8番手にまでポジションを上げた可夢偉は、ここで2度目のピットインへと向かい14番手でコースに復帰した。
しかし、アウトラップのマシンコントロールに苦戦したのか、26周目にはステージ1終了時と同じ31番手にまで順位を下げてしまう。
その後可夢偉は、しばらくは同じ順位をキープしながら温存走行を続け、28番手となったタイミングでレースは35周目を迎えステージ2を終了。残り周回数は47周となる。

39周目には、前を走るアンディ・ラリーのペースダウンの隙を突いてオーバーテイクし、25番手にポジションアップ。2周目に受けた接触を走りで返上する追い上げを見せる。
引き続き順調に周回を重ねる可夢偉は、トップ集団のピットインによるポジションアップで8番手となり、53周目に最後のルーティンピットへと向かった。

19番手でコースへと戻るも、ペースを取り戻すころには32番手となり、後方で我慢の走りを強いられる展開に。
可夢偉のすぐ後方には、リッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)が徐々に接近を開始し、バトルになるかと思われた65周目のターン1で、ステンハウスJr.が可夢偉に追突。可夢偉はこの日2度目のスピンを喫してしまった。
なんとかポジションを保ったままコースに復帰した可夢偉だが、マシンバランスが乱れたかペースダウンを起こしてしまい、72周目にたまらずピットへ。
チームはマシンを確認したのち、タイヤ交換と給油を行ってコースへ送り戻すも、ポジションは35番手にダウン。
以降可夢偉は、ひとつでも順位を上げるべく走行を続け、最終的には2ポジションアップの33位でチェッカーフラッグを受けた。

優勝を飾ったのは、4番手スタートから見事首位の座を奪ったマイケル・マクドウェル(フロント・ロウ・モータースポーツ/フォード・マスタング)。
ポールスタートのダニエル・スアレス(トラックハウス・レーシング/シボレー・カマロ)を7周目にオーバーテイクし、以降は他を寄せ付けないペースで周回を重ねてトップの座を守りぬいた。
2位は3番手スタートのチェイス・エリオット(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)、3位にはスアレスが入る表彰台のオーダーとなった。