IZODインディカー・シリーズ第5戦インディ500は、1週間に及ぶプラクティスの最終日ファストフライデーを迎えた。トップタイムをマークしたのは、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)。2番手にはライアン・ブリスコ、3番手にエリオ・カストロネベスとペンスキー勢が続いた。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は、17番手だった。
ここまで4戦で最上位は11位と苦戦していたマルコ。インディ500のプラクティスでは調子を上げプラクティス4でトップを奪い、プラクティス最終日となるファストフライデーでもトップとなる227.540mphをマークし速さを見せた。
ポールデーを前に速さを披露したマルコは「今日は僕たちにとって大事な一日だった。この月が始まるとき僕たちは、チームメイトより劣っていると思っていたんだ。けど僕たちはあきらめることなく磨き続けクルマを押し上げることができた」
「トップナインにいるよりは、ポールにいたほうがいいよね。このレースを勝つために1カ月100%出してきた。33番手スタートからだって勝てると信じているが、ポールスタートだったら素晴らしいね」とコメント。
2番手にはブリスコ、3番手にはカストロネベスとペンスキー勢が続き、4番手にはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)とシボレー勢がプラクティス最終日に速さを見せる。TOP10のうち8台がシボレー・エンジンで、ホンダ勢はチップ・ガナッシの2台のみだった。
ここまでプラクティスのトップを争っていたルーキーのジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン)は13番手。「明日のプランはレースの資格を得ることだよ。自分たちのすることに集中することができている。レースでは何が起こるかわからないし、距離もとても長い。レースでは競争力が高いと思っているよ」と語る。
17番手と伸び悩んだ佐藤琢磨は、「簡単な日ではなかったですね。今日は予選の準備がすべてだった。エクストラブーストでこの5日間よりスピードは速かったし、僕たちはメカニカルグリップとドラッグの両方を改善することに取り組んでいました。ポジティブな面も少しあったけど、明日の予選の前にしなければならない仕事はまだありますよ」と語る。
明日のポールデーのアタック順番も決定され、トニー・カナーンが最初のタイムアタックを予定している。
Practice Day 7 for the 2012 Indy 500