レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、マーク・ウエーバーが2012年もチームに残留したいという意志を示したことを明らかにした。
ウエーバーは昨年、今季1年分契約を延長した。チームもウエーバーも、2012年についての決定は急がないと述べていた。
しかしカナダGPの木曜、ホーナーはウエーバーがチームに対して残留の意志を示したと述べた。交渉はいつ始めるのかと聞かれたホーナーは、「我々がじっくり話し合いを行うと決めたときにそうする」と答えた。
「まだ今年は19戦中6戦しか戦っていない。夏の後半ごろにじっくり来年のことを話すことになるかもしれない」
「マークは来年も走りたいとはっきり言った。マークとの会話はかなり率直なのだ」
チームメイトのセバスチャン・ベッテルに比べてウエーバーが昨年より苦戦しているのは新しいピレリタイヤが原因だが、心配はしていないと、ホーナーは述べた。
「マークはセブよりもピレリに苦労しているのは確かだ。だが彼はピレリに慣れるために懸命に努力している」
「彼は今も非常に熱いレーサーであり、激しくプッシュしている。数週間前のバルセロナでは今季初のポールポジションを獲得した」
「将来に関しては、一歩一歩物事を進めていこうということで合意している。適切な時期になればじっくりと将来について話し合うだろう」
なぜ夏まで交渉を行わないのかと聞かれたホーナーは、次のように答えた。
「いくつか理由がある。だが結局は、チームとマークが互いの関係を継続させたいと望むかどうかの問題だ。我々は彼がモチベーションと(勝利への)欲求を失っていないかを確認したかった。しかし彼がそれらを持ち合わせているのは明らかだ」
「彼はタイヤに問題を抱え、それを解決するために努力しているところだ。だが我々は彼がチームにいることにきわめて満足している」