ロバート・クビカが、自分の代役にはニック・ハイドフェルドではなくビタントニオ・リウッツィが望ましいと述べたと伝えられている。
クビカはラリーで重傷を負い、長期欠場を強いられる見込みとなり、ルノーは代役として経験あるドライバーを起用したいと考えている。チームは先週のヘレステストでハイドフェルドを走らせたところ、彼はその日のトップタイムをマークした。チームプリンシパルのエリック・ブーリエは好感触を得たと述べており、ハイドフェルドの起用はほぼ確実であると考えられている。
しかし英Crash.netは、自身に近い情報筋によると、クビカは自分の代役としてリウッツィを指名したと伝えている。ルノーのある主要メンバーが入院中のクビカのもとを訪れ、今年代わりに誰に走ってほしいかを尋ねたところ、クビカは元チームメイトのハイドフェルドよりリウッツィの方がいいドライバーであるとして彼を推薦したという。リウッツィはフォース・インディアとの契約を解除され、今年はレースシートを失った。
ルノーはハイドフェルド起用の発表を今週月曜にも行うものとみられていたが、今のところ発表がなされていないため、今週スタートするバルセロナテストで、リウッツィとペドロ・デ・ラ・ロサを走らせて、最終的な決断を下すのではないかとの推測も生じている。